家賃墜落 「空き缶チョンセ」急増(毎日経済・朝鮮語)
最近不動産費用下落傾向が続き、住宅都市保証公社(HUG)にチョンセ返還保証を請求する事例が急速に増えている。26日HUGによると、今年第1四半期にチョンセを返してもらうことができずHUGの事故の発生を報告した件数は70件(138億ウォン規模)である。

チョンセ返還保証商品発売初年度の2013年と翌年の2014年には、事故発生件数が一件もなかった。その後も、2015年1件(1億ウォン)、2016年27件( 36億ウォン)、2017年33件(74億ウォン)だった点を勘案すれば、急激な増加傾向だ。チョンセ返還「事故」が増える理由は、最近の家賃下落傾向によるもの解釈される。チョンセを変換しなければならないにもかかわらず家主が保証金を返せず、HUGに申請する場合が増えている。

HUGの関係者は、「加入者数が毎年増えている影響も作用したと思われる」と言いながらも、「最近になって全体の傾向が変化したのは間違いない」と説明した。借家人の間でも住宅保証金を踏み倒されるという懸念が高くなってチョンセ返還保険加入も爆発的に増える趨勢だ。

2013年の加入者は451世帯(765億ウォン)に過ぎなかったが、2015年には3941世帯(7221億ウォン)、2016年には2万4460世帯(5兆1716億ウォン)、2017年には4万3918世帯(9兆4931億ウォン)で毎年急増した。今年第1四半期には1万8516世帯が4兆843億ウォンのチョンセ保証金返還保証を申請して3カ月で、昨年レベルの40 %の実績に達した。
(引用ここまで)

 韓国独自の家賃システムとして、チョンセというものがあります。
 住宅価格の60〜80%を保証金(チョンセ)として預けておけば、契約した2年間を家賃なしで住めるというものです。
 2年経過するとチョンセは返却され、住み続けるのであれば新たに契約が必要となります。
 住宅価格の60〜80%という巨額の保証金ですから、それを銀行に預けておくだけでも大家の生活費には十分。多くの場合はチョンセに自己資金や借入金を足してさらに不動産投資をするというパターンもありました。
 ちょっと想像すれば分かりますが、かなり大きな経済成長が背景に必要となるシステムですね。

 ・政策金利が高い  ・不動産価格が上昇する
 ・相対的に過去の借金額は小さくなる

 という3点セット、つまり一定以上の経済成長が必要となるのです。
 しかし、ここ10年の韓国の経済成長率は年平均で約3.1%。
 人口ボーナスも終了し、高い成長率はとても望めない状況です。チョンセというシステム自体を諦めるべき時がきていると思うのですけどね。

 それに加えてムン・ジェインは不動産投機がよほど嫌いらしく。
 不動産に親でも殺されたのかっていうレベルで不動産投資に対しての規制を増やしています
 そのおかげというべきか、そのせいで「太陽が西から上っても江南のマンション価格は下がらない」という江南神話すら脅かされているのが現状です。
 あ、江南というのは韓国最高の高級住宅街。PSYの「江南スタイル」の江南ですね。

 で、そうして不動産価格が下落に転じた結果、チョンセの返却ができなくなっているケースが増えているというのがこの記事。
 先日もチョンセと借金を繰り返して複数の不動産投資をするというギャップ投資が危機に瀕しているというレポートがありましたっけ。

 一昨年が27件。去年が33件だったチョンセの返還保険適用件数が今年の第1四半期だけで70件。
 「ん? 流れ変わったな」って感じですかね。

おや、Primeビデオにあるのね。
機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096