韓国地震、地熱発電での高圧注水が原因か 研究(AFPBB)
 韓国で昨年起きた異例の強い地震について、水圧破砕法(フラッキング)と同様の高圧注水を伴う地熱発電技術「強化地熱システム(EGS)」に誘発された可能性があることが分かった。米科学誌サイエンス(Science)が27日、研究論文を公表した。

 フラッキングには反対の声もあり、今回の地震で地熱発電をめぐる状況が一変する可能性がある。

 科学者らはこの地震について、震源が浅いことから、発生数か月前から付近の地熱発電施設で行われた高圧での地下注水に誘発されたと推測している。

 論文によると、欧州各地の専門家らは地震データを用い、震源の浅さから、同施設での活動が地震の原因となった可能性が示されると結論付けた。

 さらに論文は、この見方が正しければ、浦項の事例は強化地熱システムに関連した地震として「規模と被害の両面で過去最大」であり、「世界の地熱産業にとって『ゲームチェンジャー』となる可能性がある」とした。

 フラッキングは、砂や化学薬品を混ぜた高圧の水を注入して地下の岩に亀裂を生じさせ、内部の原油や天然ガスを採取する手法。これにより、手付かずだった膨大な資源の採掘が可能になった。
(引用ここまで)

 うーん。
 まあ、当時から変な地震ではあるなぁという感触はあったのですよ。
 震源は地下9kmとかなりの浅さ。
 直下型で日本の気象庁震度では震度4の弱いほう。
 ニュージーランドの地震や東日本大震災以降から地球全体がかなり動いていることもあって韓国でも地盤の歪みが生まれてきているのかな、という印象でした。
 それよりも前にあった慶州の地震はそれほどおかしな感じでもなかったのですが。

 ただ、こういう論文が出たからといって、これが原因であると決まったわけではないという部分に注意が必要です。
 論文といっても説のひとつに過ぎないし、特定の思想の元に書かれていることもある。
 先日も「パスタは食べても太らない」という論文と、「炭水化物過多の食生活は死亡リスクを上昇させる」という論文が同時期に出てましたっけ。
 どちらも特定の思想やスポンサーの影響があるのではないか、と訝しまれていましたね。

 フラッキングはシェールオイル、シェールガスを採掘するための技術で、日本では「水圧破砕法」として知られています。
 シェールガス、シェールオイルの本場であるアメリカでも採掘地区周辺で地震が頻発しているのは間違いないのですけどね。
 浦項の地震がフラッキングが原因である蓋然性は高いと思われますが、まあまだ確定とするのは怖いかな、という感じ。

 しかし、韓国でフラッキングを使った地熱発電なんてやっていたのですね。
 火山帯ではないのでフラッキングに頼らざるを得ないのでしょうが、「キレイナ韓国」を標榜する再生可能エネルギー大好きなムン・ジェイン政権がこの論文を受けてどうリアクションするのか、見所はそのあたりでしょうか。