韓国だけの冷遇ではないとした習近上席儀典、他の国ではどのように大したか確かめてみたところ……(東亞日報・朝鮮語)
「儀典改革次元でそのような配置をしたのであって、韓国だけを儀典で冷遇するのではない。他の国でも同じように配置した」

中国の外交当局者による最近の言葉です。3月12チョン・ウィヨン青瓦台国家安保室長の訪中時に習近平中国国家主席が北京人民大会堂で上座に座ってチョン・ウィヨンを下座に座らせたことに対する答えでした。
韓国政府も以前、「中国側から新たに定着している慣行という回答だった」とし「私たちは(特使訪朝結果を説明する)重大な問題について形式的な側面ではなく、内実に興味を持った」と説明しました。中国側は「(チョン室長訪中時と同じ椅子の配置)の事例が多くなっている」と語りました。中国は当時、チョン室長を「ムン・ジェイン大統領の特使」と呼称していました。
特使は一国の首脳が自分のメッセージを相手国首脳に伝えるために特別に派遣された使節です。大統領の親書や特別なメッセージを相手国に伝えるために、大統領の代わりをする任務を持ちます。 (中略)

では、中国がこのような席配置が「新しい慣行」であり、「他の国も同じだ」と述べていますが、他の国はどうか確認してみましょう。
(引用ここまで)

 韓国が異常なくらいに席次や格の扱いに敏感なことはこれまでの実例でよく知られていると思います。
 日本に来ては「椅子が小さい」だのなんだの。
 トランプ大統領の訪日と訪韓オバマ大統領の訪日と訪韓の日数を比べて「日韓を平等に扱うべきだ」だのなんだの。
 アメリカに国賓で行くか実務訪問で行くか、ブッシュ大統領の私邸であるクロフォード牧場に小泉は招かれたのに、ノ・ムヒョンは招かれなかっただのなんだの。
 まあ、うるさいのなんの。

 そんなわけで北朝鮮に特使派遣後、その特使がどのような扱いを受けたかについても事細かに追求があったのですよ。

 で、それに対して中国側は「あれは最近になってできたプロトコールであって、多くの国をそのように扱っている」と語っていたのですが。
 実際にそれを検証してみた、という記事。

 椅子を平行に配置している相手として……

・ティラーソン国務長官(当時)
・カリフォルニア州知事
・二階幹事長
・ベトナム特使
・ラオス特使

 といった面々が挙げられています。
 インドの補佐官が関係悪化時にはチョン・ウィヨンと同様に下座に座らされていたものの、特使派遣時には平行になっていたりしました。
 下座に座らされたのはBRICs外相会議に来た外相らとの会談くらいなもの。
 それ以外には香港、マカオなどの行政長官は下座に座らされるとのことだそうです。
 つまり、1対1で下座に座らされたのは自治区の行政長官と韓国特使。

 ……なるほど、「韓国の位置」というものがよく分かりますね。

淋しいのはお前だけじゃな (集英社文庫)
桝野浩一
集英社
2008/3/19