【コラム】大使館人事発表日程に見る韓国外交部のせこさ(朝鮮日報)
 南北首脳会談を2日後に控えた4月25日、韓国外交部(省に相当、以下同じ)が担当記者たちに突然ある連絡をしてきた。2カ月ほど前に決まった大使19人と領事4人の人事を首脳会談当日の27日に正式に発表するという。大使館人事は相手国からのアグレマン(同意)が必要になるため、通常は人選が終わってもすぐには発表せず、必要な手続きが終わってから公表される。外交部は通常、よく似た時期に手続きが終わった大使らの人事はひとまとめに公表してきた。人事発令の日時は外交部によって勝手に決められるということだ。

 南北首脳会談というビッグイベントが開催される当日になると、新聞やテレビなどメディアはどこも首脳会談に集中する。大使館人事など扱っている暇などないし、報じても誰も気にしない。 (中略)

 それでも外交部はなぜあえてその日を選んだのだろうか。新しい大使たちの顔ぶれを見るとその理由がわかる気がした。コード(政治的理念や傾向)や論功行賞人事といった指摘が出て当然の顔ぶればかりだったからだ。

 一番驚いたのはベトナム駐在の韓国大使に抜擢されたサムスン電子グローバル協力室のキム・ドヒョン常務だ。2013年まで外交官だったキム氏は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権では代表的な「対米自主派」として知られていた。03年12月に外交部北米局書記だったキム氏は、職員たちの食事の場で出た話をまとめ、大統領府民政主席室に手紙を送った。

 その内容はある何人かの課長についてのいわば「告げ口」で、要するに彼らが「大統領の外交政策は反米的」として批判したというものだった。大統領府はこれを「綱紀の乱れ」として座視せず、「対米同盟派」の外交官たちは次々とその役職を解かれた。尹永遏淵罐鵝Ε茱鵐哀.鵝乏宛鯆名ι長官も更迭された。当時の大統領府民政主席は今の文在寅(ムン・ジェイン)大統領だ。

 現政権発足後、いわゆる「米国通」とされる外交官たちの多くが「積弊」とレッテル貼りされ役職を解かれる中、上記のような事件を起こした人物が抜擢されれば当然問題になるだろう。しかもベトナム大使はこれまで次官や次官補クラスが務めていたが、キム大使の同期たちはまだ局長になったばかりだ。しかもサムスンはベトナムに大規模スマートフォン工場を持っているため、サムスンの役員をベトナム大使に任命すれば当然利益相反という問題も出てくるだろう。

 外交部はこのような問題が出ることを予想し、大使館人事の発表を目立たなくしたかったはずだ。「慰安婦合意の積弊精算」を担当した人物を大阪総領事とする人事についても、外交部は元大統領の朴槿恵(パク・クンヘ)被告に対する1審判決の日(4月6日)に発表した。どう考えても注目されたくなかったのだろう。いつまでこのような形で国民の関心をそらそうとするのか、外交部にぜひとも聞いてみたいものだ。
(引用ここまで)

 記事中にあるように元ハンギョレの記者で慰安婦合意検証タスクフォースの委員長を務めたオ・テギュが駐日大阪総領事に就任するとの発表もパク・クネの1審判決の日でしたね。
 楽韓Webでもこのことを扱ったひとつ前のエントリがパク・クネの判決速報でした。
 圧倒的にパク・クネの判決に注目が行っていたので見過ごしそうになっていましたけどね。
 そのエントリで「日本とは縁もゆかりもない」と書きましたが、ハンギョレ時代に東京特派員だったそうです。
 とりあえず訂正をば。

 そのときにも書きましたが、ムン・ジェイン政権の恩賞人事が本当にひどい。
 特に外交官畑ではそれが顕著に出てますね。米中日露の周辺4カ国の大使に大統領選挙での有力支援者を引き当てています。適材適所とか関係なし。
 そして外交官を排除というのも基本方針。
 官僚を排除しようとしている指向性を明白にしています。
 一時期、パク・クネの支持による歴史教科書編纂に携わった官僚を告発しようともしていましたね。
 さすがにこれに対しては批判が集中して、沙汰止みになりましたが

 こうしてウリには徹底して飴を与え続け、自らの周辺を強固にしていく。
 なんのこたない、北も南もやっていることは変わらないのですよ。反逆者を14.5ミリ機関銃で銃殺にするか、社会的に抹殺するかの違いだけです。
 その本質を隠すためにも、こうして大きな事件の影で発表を行わなければならないというわけですね。