衝突跡見えない歳月号...どこでどのように保存するのか(YTN・朝鮮語)
旅客船沈没:船体に痕跡なし、消えた「潜水艦衝突説」(朝鮮日報)
セウォル号の船体調査委は遺族協議を経て、世論調査と国民公論化作業を進めることにしました。
来月一ヶ月間、この過程を経た後、7月中旬頃の場所を定める予定です。

【イ・ジョンイル/セウォル号船体調査委事務局長:船体保存処理は、家族の意思と国民の世論を高めることが重要な課題であるため、6月には世論調査と国民公論化作業を進めて……」

保存形態では、大きく3つの案が議論されています。
まず船体を丸のままに内部全体を追悼空間として活用すること。
場所と予算の確保がネックです。

客室エリアなど船体の一部や、アンカーとプロペラなどの象徴だけ切り離し保存するのも方法です。
場所と費用負担は少ないが、船体が毀損されるというのが問題です。

まだ確定してはいませんが、船体調査委はこれらのうち原型保持を有力に検討するものと把握されています。
船体をそのまま置いて内部の一部を復元し追悼空間として活用するようです。
(引用ここまで)
 セウォル号が陸上に真っすぐ置かれたことで、沈没原因として浮上した「潜水艦沈没説」などのうわさは成立しなくなった。左右の表面が見える状態になった船体には、肉眼で確認しても外部からの衝突の痕跡はなかった。(中略)外観の観察により、潜水艦衝突説は事実上消えた格好だ。

 にもかかわらず、船体調査委は外部衝突説について再調査を行うと表明した。キム・チャンジュン委員長は「左舷に明らかな衝突の痕跡は見えない」としながらも、「潜水艦の衝突とアンカーによる衝突の可能性を科学的に調査する」と説明した。4月21日に木浦新港を訪れた李洛淵(イ・ナクヨン)首相は「セウォル号の船体を真っすぐに立てれば、新たな疑惑がせきを切ったように飛び出すはずだ」とし、セウォル号の事故原因をめぐるうわさをあおるような発言を行った。これに先立ち、船体調査委も4月13日、外部から何らかの力が加わったとする「外力説」を公式討議案件とし、論争をあおった。

 政府のあいまいな態度がうわさを生んだと指摘されている。潜水艦衝突説とアンカーによる沈没説が代表的だ。潜水艦沈没説は昨年3月、セウォル号の破損部位が明らかになった段階で事実ではないことが判明した。それでも衝突説を唱えるネットユーザーは、船体調査委による再調査について、「セウォル号の沈没原因について大逆転が起きる」との主張を変えていない。

 4月12日に封切られた映画「その日の海」が指摘するアンカーによる沈没説も可能性は低くなった。映画はセウォル号の左側のアンカーが海底に引っ掛かったことで急に針路が代わり、左舷に貨物が偏り、船体が左に傾いて沈没したと主張する内容だ。しかし、左舷のアンカーの出入り口には変形した形跡がなかった。アンカーが下り、船を引っ張ったとすれば、出入り口に変形が生じるというのが専門家の見解だ。
(引用ここまで)

 セウォル号を立たせて、いわゆる航海をしていた状況での捜索をするとのことでしたが。
 それよりも注目されていたのは左舷に潜水艦と衝突した傷があるかどうかでした。
 当然というか案の定というか衝突跡のようなものは見受けられず、現政権の望みもはかなく消え去ったわけです。

 で、今後の焦点ですがセウォル号をどうするか、ということになるとのこと。
 以前から遺族会は「セウォル号は聖遺物である。切断しての引き上げなどまかりならん」「捜索のための切断も許されない」などと語っていました。
 その際に証拠隠滅の恐れがあるからだと語っていたのものでしたが。

 遺族らの声を受けて実際に原型保存する方向だとのことですよ。
 問題は全長146メートル、全高14メートル、6825トンのセウォル号をどうやって保存維持していくのかってことですよ。
 全長30メートル弱、44トンの北朝鮮の工作船である長漁3705ですら保存場所に四苦八苦していたことを考えると、平昌の競技場並みのお荷物になると思いますけどね。
 野ざらしにしておけばあっという間に錆びていくことでしょうし、覆うような建物を建てればその維持管理費も嵩む。

 セウォル号遺族会は財閥の会長家族並の権力を手に入れて、運転手に暴行を働くというモンスターと化している連中です。
 遺族会は現在の政権とも近しいことですし、遺族会の要求を受け入れるのでしょう。
 船の科学館で展示されている初代宗谷の2.5倍のトン数がある船を原型展示なぁ……。さすがに海に浮かべるわけにもいかないでしょうしね。
 まあ、韓国の造船技術だったらちょちょいのちょいで終わりでしょう。がんばれー(棒読み)。

ディス・イズ・コリア 韓国船沈没考 (産経セレクト)
室谷克実
産経新聞出版
2014/7/18