血液型問うことは、植民支配の残滓?(時事IN・朝鮮語)
今日、私たちが知っているA型・B型・AB型・O型に分かれる血液型は1901年にオーストリアのカール・ラントシュタイナー博士が最初に発見した。ラントシュタイナー博士のおかげで外科手術時に発生する出血の問題を解決する方法が生まれました。血液型についての情報を利用すれば、不足している血を外部から安全に輸血することができたからです。

以降、ドイツの内科医エミール・フォン・デュンゲルンは一歩、少し別の方向に進みます。動物の血液型を調べ、当時ほとんどの哺乳類はB型であり、A型は、チンパンジーとヒトでのみ発見されることを発表します。そして血液型と進化の問題を一緒に考え始めています。デュンゲルンは彼の弟子ルードヴィック・ヒルシュフェルトと一緒にドイツ人348人の血液型を調べた後、血液型が世代間の遺伝されることを報告します。個人の血液型は一生の間に変わらず、それが親から子へ遺伝され、集団レベルでは、血液型分布が安定的に維持される現象が観察された。これは当時、ドイツの国家主義的思考と相まって、民族の血は遺伝するもので保存する必要があるという思考につながります。 (中略)

この研究では、日本に朝鮮を植民地に統治する「科学的」名分を作ることができる機会を提供しています。<ランセット>に人種係数を扱った論文が掲載されてわずか4年後の1922年には、京城大学外科教室の桐原と白剤は朝鮮人と朝鮮に滞在する日本人の血液型を調べた結果を発表します。全羅南道(171人)、忠清北道(112人)、京畿(311人)、平安北道(354人)に居住する朝鮮人と朝鮮に居住する日本人502人の血液型を確認した。その結果、朝鮮に居住する日本人の人種係数は1.78であり、日本と近い全羅南道は1.41、日本と最も遠い平安北道は0.83で表示されます。日本人が最も高い人種係数を持っており、日本と地理的に離れるほど、その大きさは減りました。

血液型を用いて、人種係数を測定することは継続されます。ドイツのハイデルベルク大学で医学を勉強した佐藤武雄は、京城法医学教室教授という自分の地位を利用して大規模な調査を実施します。朝鮮南部、中部、北部に分けて、各地域別に移動が少ない人々を集めて測定をします。その数なんと2万4026人にのぼります。1935年に発表されたこの結果は、13年前に発表された結果をより厳密に確認できます。人種係数が朝鮮南部は1.25、中部は1.05、北部は0.99で出ました。

日本の立場では嬉しい結果でした。人種係数が高いほど進化した人種というものが事実であれば、この数値は帝国を統治する主体としての自分の地位を合理化する論理になります。朝鮮南部は日本との交流が比較的多かったところだから、人種係数がより高い説明をするようになりますね。だから満州・モンゴル・朝鮮・日本が一つにつながっていて、一緒に運営されている共栄圏を構築する必要があるという論理を作成します。同時にその中の進化の程度を示す人種係数は、日本が最も高い解析が可能となります。特にこのような論理は、大東亜共栄圏を旗印に掲げ、西洋諸国の支配からアジアが解放されなければならないと主張していた日本の政治的見解に合致します。もちろん、実際には共存ではなく、朝鮮を含む植民地の主要な資源と労働力を収奪することでしたがね。
(引用ここまで)

 韓国では日本以上に「血液型占い」が盛んなのです。
 どのくらい盛んかというと、それを主題にしたドラマ・映画が作られたり、○型が彼氏・彼女にしたい(したくない)血液型ナンバーワン、みたいなアンケートが取られたりするほど。
 んで、その原因というかルーツを「日帝」に求めているのですね。
 日帝残滓の悪い風習が残っているのだ、と。

 確かに血液型占いは戦前の人種差別の残り香というか、尻尾のようなものなのです。
 70年代くらいには日本でも盛んだったとのことですが、現在ではほとんど絶滅しかかっています。
 ……と書いていて、「いや、これでまだ書籍とかあったらやだな」ってAmazonで検索したところこんなものがありまして。

大好き血液型くん! 性格と行動のふしぎ
Real Crazy Man
泰文堂
2013/1/26

 まだこんなもんがあるのかぁ……と思ってたら作者は韓国人だったというオチ。
 それが翻訳出版されているのだから、日本にもまだ需要はあるということなのでしょうけどね。

 まあ、そういった「人種差別の尻尾」が日本よりも韓国で盛んなのはなぜか、ということを考察するのは面白いかもしれませんね。