駐韓米国大使に日系のハリス太平洋軍司令官…対中・対北強硬派(中央日報)
トランプ米大統領が18日(現地時間)、対中国・対北朝鮮強硬派のハリー・ハリス米太平洋司令部司令官を駐韓米国大使に指名した。

ホワイトハウスはこの日、ホームページを通じてトランプ大統領の主要人事内容の中でハリス司令官の指名を知らせた。米上院承認聴聞会を通過すれば駐韓米大使として公式的に赴任する。駐韓米国大使はトランプ大統領の就任から16カ月以上にわたり空席だった。

ハリス司令官はその間、北朝鮮に対して強硬発言をするなど「対北朝鮮強硬派」に分類される。トランプ大統領が6月12日の米朝首脳会談を控えてこうした人事を決定したのは注目を引く。 (中略)

ハリス司令官は3月15日、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の首脳会談に関連し上院軍事委員会で「結果は決して楽観できないと考える。実際に会談が開かれる場合、いつどこで開かれるかを見なければいけない。北朝鮮は依然として(東アジア)地域の最も緊急な安保脅威だ」と慎重な姿勢を見せた。また「国連安全保障理事会の追加制裁および国際社会の広範囲な非難にもかかわらず、北朝鮮は昨年、弾道ミサイルと核の能力において急進展を遂げた」と批判した。

ハリス司令官は対中強硬派にも分類される。ハリス司令官は2015年、領土紛争地域の南シナ海で暗礁を埋め立ててきた中国に対し「砂の万里の長城を築いている」と非難し、その後、中国メディアはハリス司令官を「親日派」と批判した。中国国営メディアは「ハリス米太平洋司令部司令官の駐韓米国大使任命に反対する」という立場も表した。
(引用ここまで)

 当初、駐オーストラリア大使に就任すると発表されていたハリー・ハリス司令官が、発表を取り消してまで駐韓大使になる。
 ハリス司令官は北朝鮮強硬派として知られています。
 今年2月に米国議会の軍事委員会で開催された公聴会において、「誰も北朝鮮との戦争は望んでいないが、我々と同盟国はいかなる軍事的状況にも対処できるようにしておかなければならない」と述べています。
 この公聴会があったのは2月14日。
 そう、バンアレン帯の誕生日……ではなく、平昌オリンピックの開会のわずか5日後。

 そのハリス司令官の駐韓大使就任は明白な対北朝鮮、対中国へのメッセージといえるでしょう。
 ボルトン大統領補佐官、ポンペイオ国務長官ときて、駐韓大使にハリー・ハリス。どうしても太平洋軍司令官、とつけてしまいそうになりますね。
 そして、対北朝鮮、対中国へのメッセージでもあると同時に、韓国に対するメッセージでもありますね。
 北朝鮮との戦争に反対の意向を見せていたCSISのビクター・チャ氏の大使指名を取り消し、「場合によっては戦争もやむを得ず」という立場を取るハリス司令官が大使になる。

 トランプ大統領はCVIDに乗っ取って非核化を行うのであれば北朝鮮は豊かになるだろう、と発言。これが「トランプ方式」ってヤツですか。で、非核化、もしくは会談自体をやらないのであれば「次の段階」に進むとも。
 最低要求はCVID(PVID)で確定、ですかね。
 トランプ大統領のモチベーションのひとつに「オバマとの違いを見せる(見せつける)」というものがあり、段階的非核化に失敗したオバマ大統領の轍を踏まないという気分はあるのは間違いないところ。
 さて、シンガポールでの米朝首脳会談まであと3週間。

アメリカ太平洋軍 日米が融合する世界最強の集団
梶原みずほ
講談社
2017/11/20