トランプ大統領、米朝首脳会談中止の可能性に言及 非核化が条件と再表明(ロイター)
Trump casts doubt on June summit with Kim(CNN・英語)
Trump suggests historic summit with North Korea could be delayed(FOXニュース・英語)
トランプ米大統領は22日、ホワイトハウスが引き続き米朝首脳会談の準備を進めているとしつつも、一定の条件が満たされなければ中止、もしくは延期の可能性にも備えていると語った。

トランプ大統領は文在寅・韓国大統領との会談前に記者団に対し、北朝鮮の非核化が来月12日に開催を予定する首脳会談の開催の条件との考えをあらためて表明。また、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の「保護」を保証すると再度確約した。

さらに、首脳会談が来月実現しない可能性はかなり高いとしつつも、実現すれば素晴らしいと強調。たとえ実現しなくも「それで良し」とし、いずれ違う時期に開催される可能性はあると述べた。
(引用ここまで)

 トランプ大統領が米韓首脳会談の記者会見場において6月の米朝首脳会談の中止に言及。
 FOXニュースのタイトルでは「delay」になっていますが、つまり予定されている6月のそれを中止するということですからロイターの記事タイトルも間違っているわけではない。
 昨日、ナショナル・インタレスト・センターのハリー・カジアニス氏が「もう開催はない」と断言していましたが、その方向性で動いていることに間違いはない模様。

 さて、CNNとFOXニュースに書かれているトランプ大統領の言葉をチェックしてみましょうか。

「首脳会談は開催されないだろう。すべてがご破算というわけではないが、6月12日に開催されるとは限らない」
「今回開催されないにしても、おそらくはあとで開催されるだろう。他の時になるだろう。我々は(開催について)対話を行ってはいる」
「北朝鮮は偉大な国になれるだろう。彼らが暮らしている現在のような状況でなければ」「彼らはこの機会を掴むべきだと考える」

「それ(首脳会談)は6月12日にはできないかもしれない」
「他の方法を排除するわけではないが、非核化は一気に行う用意をしている」
「キムの安全は保証する。彼は安全で、幸福になるだろう。北朝鮮はリッチになれる」
「それ(訳注:おそらく非核化のこと?)がうまくいけば、キムはとても(extremely)幸福になるだろう」
「(首脳会談については)行われるだろう。最終的には。どのようにしてとか、なぜという話はできないが最終的には行われるだろう」

 この中止発言を受けてニューヨーク株式市場は小幅下落に転じました。


 CNNにも「アメリカ政府関係者はムン・ジェインが北朝鮮とアメリカの首脳会談開催に向けて、非核化の約束を安売りしたのではないかと考えている」という一文がありますね。
 やはり、ムン・ジェイン政権が間に入って話を膨らませていたというのは事実なのでしょう。
 米朝の間に入って話を調整しようという役割を自負していたようですが、北朝鮮の言葉を大きく伝え、アメリカの言葉を小さく伝えていたのではないか……というような感じです。
 北朝鮮がイヤイヤ期に入りつつあるのは、これが原因ではないかということですね。