韓米首脳会談:文大統領「北は誠意見せた、米は機会を生かすべき」(朝鮮日報)
 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と米国のドナルド・トランプ大統領は22日(米国時間)、ホワイトハウスで首脳会談を行った。この会談で両首脳は、来月12日に予定されている米朝首脳会談の実現と北朝鮮非核化の「早期解決」のため、共に努力することとした。北朝鮮は最近「段階的非核化」を掲げ、迅速で一括的な非核化を主張する米国と対立してきた。(中略)

 文大統領は「金正恩委員長は、板門店宣言を通して『完全な非核化』を約束したのに続き、最近は抑留米国人3人の釈放と豊渓里核実験場閉鎖などで米朝首脳会談成功のための誠意を示している」「トランプ大統領の強力なリーダーシップと金正恩委員長の決断によって北朝鮮の核問題解決の糸口ができた。われわれは、なんとか整ったこのチャンスを逃してはならない」と語った。金正恩委員長が誠意を見せているだけに、反発する北朝鮮をなだめて会談を実現させなければならない、という意向を表明したものと解釈されている。

 また文大統領は、マイク・ポンペオ国務長官、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)との会見では「金正恩委員長の米朝首脳会談成功の意思は明らか。絶対に逃してはならない機会の窓を提供してくれている」「過去25年間、北朝鮮との交渉でだまされてきたという懐疑的な見方があるが、北朝鮮の最高指導者を相手に交渉するという点で以前とは次元が異なる」と語った。
(引用ここまで)

 ダメだこりゃ。
 ムン・ジェインが今日未明からトランプ大統領との米韓首脳会談に臨んだのですが。

 「北朝鮮は板門店宣言で『朝鮮半島の完全な非核化』を約束した。
 韓国系アメリカ人を保釈した。
 プンゲリの核実験場閉鎖を実行しようとしている。

 これらのことが「北朝鮮の誠意」であり、アメリカもそれに応えるべきだと発言したとのこと。
 ダメだこりゃ(2回目)。

 板門店宣言については、発表当時から「どのようにして非核化をするのか」という条件が抜けていることが批判されてきました。
 非核化するなんて言葉を出してきただけではなんの意味もないのですよ。
 「CVID」もしくは「PVID」をどのように保証するのか、それだけが焦点。
 北朝鮮首脳の言葉なんてもはやなんの重さもない。
 北朝鮮の誠意も価値ゼロ。行動で示せってことです。

 実験場閉鎖もなんの意味を持たないということは発表当時からいわれていたこと。
 メディアへの公開もあって寧辺の冷却塔爆破での時間稼ぎを再現したいんだろ、というところまで言われている状況。
 安い誠意だな。

 で、さらにポンペイオ国務長官、ボルトン大統領補佐官と共に行った記者会見では「過去25年、北朝鮮は騙してきたというが、今度はキム・ジョンウン自ら交渉に当たってきている」と発言。
 ……ダメだこりゃ(3回目)。
 北朝鮮の言葉には価値はないのです。過去史半世紀に渡って嘘の上に嘘を重ねたのが北朝鮮。
 首脳だからといって同じこと。
 ペンス副大統領の「トランプ大統領をクリントン政権やブッシュ政権のように弄べると思ったら大きな間違いだ」という発言はそれを裏付けています。
 北朝鮮の誰が何を言おうとも意味なんてない。

 その言葉の価値のなさを補うためにもムン・ジェイン政権が必死に裏書きをしてきたのですが、トランプ大統領からはムン・ジェインの言葉にも疑念を持たれているというのが現状。
 南北共に大して変わりはないということが理解されつつある、というところでしょうかね。
 ワシントンにいるというムン・ジェインファンクラブはいまこそその力を見せるべき時でしょうに。なにをしているのでしょうか。

だめだこりゃ (新潮文庫)
いかりや長介
新潮社
2003/5/31