米朝首脳会談中止 トランプ氏から金正恩氏への書簡全文(毎日新聞)

 ホワイトハウスが来月12日に予定されていた米韓首脳会談の開催を中止するとアナウンスしました。

 正直、中止発表のタイミングに笑いました。
 笑うしかないというか。
 ムン・ジェインが「北朝鮮は誠意を見せたのだから、アメリカはそれに応えるべきだ」と発言して、帰国してから丸一日すら経過していないなかで中止発表。

 おそらく、今日にはムン・ジェインからなんらかの声明は出される予定だったのでしょう。
 非公式には「大成功だ」とか言っていたようですが。
 22日の訪米直後には安保室長が「米朝首脳会談は99.9%開催される、間違いない」とか述べていたのですが。

韓国安保室長「米朝会談は99.9%実現…北の立場を理解しようと努力」(中央日報)

 その直後にペンス副大統領が取りやめもありえると発言。
 。そしてさらにトランプ大統領が「中止する可能性が高い」とアナウンス。
 おそらくはムン・ジェインが米韓首脳会談について声明を出す前に、中止をアナウンスしたということなのでしょうけども。
 どっちにしたってムン・ジェインの面目は丸潰れです。

 今回のムン・ジェインによる訪米そのものが米朝首脳会談の露払い的な意味を持っていました。
 懸念を持ち始めていたアメリカに向けて「北朝鮮は信頼できる」って言いに行ったっていうくらいの役割だったのですよ。
 実際に首脳会談で説得していたということですからね。実質的には10分の会談でしたが。

 しかも、中止発表のアナウンスに「北朝鮮は会談をしたがっていると伝え聞いていた」(We were informed that meeting was requested by North Korea)とあるほどで。
 どこから「伝え聞いていた」のかといったら、それはもちろん韓国以外ないわけです。
 メッセンジャーとして両方の国を行き来してきたわけですからね。
 メッセンジャーとして失敗して。
 説得役として失敗して。
 「韓半島事態のドライバーは韓国だ」なんて話も失敗。

 ムン・ジェイン政権は対策を練るために深夜にNSCを緊急開催したとのこと。
 ここからまだ挽回できると思っているんでしょうかね。
 どう考えてもその余地はないと思うのですが……。
 さすがに外交王。ひと味違うわ。

IT(1) (文春文庫)
スティーヴン・キング
文藝春秋
1994/12/10