現代ロテム、日本企業など抑えて台湾の歴代最大鉄道車両事業を受注(中央日報)
 現代ロテムが台湾で1兆ウォン(約1000億円)近い大規模な鉄道車両事業を受注した。

 現代ロテムは台湾鉄路管理局(TRA)が発注した9098億ウォン規模の郊外線鉄道520両納品事業を受注したと4日、明らかにした。現代ロテムは520両すべてを昌原(チャンウォン)工場で生産し、2024年までに納品を終える予定だ。現代ロテムが台湾で鉄道車両事業を受注したのは1999年のTRAの56両受注以来。

 これまで台湾市場はフランスやイタリアなど欧州と日本の企業に対する信頼度が高く、現代ロテムの受注が非常に難しかったところだ。現代ロテムは車両内の座席の背もたれが低くて不便だという乗客の意見を反映して座席の上部にヘッドレスト設置を提案し、ブレーキ装置など主な核心部品に対する品質保証期間も従来の3年から5年に延長するなど、乗客と担当省庁の要求事項にすべて応じたという評価を受けた。
(引用ここまで)

 うわ、悲惨。
 国際入札って原則的にどこからのものであっても受け付けないとダメというものでして。
 いわゆる「政府調達に関する協定」ってヤツですね。
 台湾もWTO加盟に従って、一定額以上の物品調達については国際入札を実施しなければならないのですよ。
 で、一定の仕様要求に従っている企業であれば入札を認めざるを得ないのですね。

 現代ロテムといえば、台湾で一時期入札禁止処分にされていたのですが。
 自強號という特急が現代ロテム製で、故障続きの上に依頼してもメンテナンスをやろうとしなかったということで。
 地雷車種なんて書かれていましたっけね。

 ただ、国際ルール上は入札を拒否できないのです。
 いつぞや、台湾貨物列車の牽引車を韓国企業が受注したときは「エンジン、変速機は日本製、ブレーキはドイツ製だから安心」という関係者の声明が出るほどでした。
 その他、ウクライナの準高速鉄道も運行中断されていましたね。その後、現代ロテムとのメンテナンス契約延長のアナウンスがあったので、運行再開はされているのでしょうけども。

 台湾にとっては悪夢の再来……でしょうね。

台湾と日本を結ぶ鉄道史 (交通新聞社新書)
結解喜幸
交通新聞社
2017/4/15