韓経:沸き立つ日米中の製造業…韓国だけ冷え込む(中央日報)
韓経:3月の失業率、OECDで韓国とスウェーデンだけ上昇(中央日報)
米国、日本、ドイツ、中国、インドなど主要国が規制革新と投資拡大により製造業の競争力を育てる間に韓国だけが逆行している。革新成長など実体のないスローガンに押され伝統製造業は冷遇される状況だ。その結果世界の製造業が好況に沸く中で韓国の製造業だけが不振を免れずにいる。

世界の製造業業況を判断するものさしである製造業購買担当者指数(PMI)を見ると克明にあらわれる。6日にグローバル市場情報会社のマークイットと日経が先月のPMIを集計した結果によると、韓国は48.9で主要20カ国(G20)で19位となった。PMIは企業の新規注文、生産と出荷、在庫、雇用状態などを調査して数値化したもので、指数が50を超えると製造業が拡張していることを、50未満なら収縮していることを意味する。

G20のうちPMIが50を下回った国は韓国以外では最近通貨危機の可能性が拡大し通貨価値が急落したトルコの46.4が唯一だ。
(引用ここまで)
22日のOECDによると全加盟国35カ国の3月の平均失業率(季節調整)は5.4%で前月と同じだった。米国、日本、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダのG7の平均失業率は4.7%から4.6%に下がった。ドイツが3.5%から3.4%に、フランスが8.9%から8.8%に下落した結果だ。ドイツは1990年10月の統一後で最低値を更新しており、フランスは2009年以降で最も低い数値を記録中だ。米国は4.1%で前月と同じだったが先月の速報値では3.9%を記録しており4月基準で数値は下落する見通しだ。トランプ大統領の減税政策で企業の業績が好転したのに支えられた17年来の最低値だ。

このほかオランダが2月の4.1%から3月に3.9%に下がったのをはじめ、同じ期間にポルトガルが7.6%から7.4%、フィンランドが8.3%から8.2%、デンマークが4.9%から4.8%、スペインが16.2%から16.1%、スロベニアが5.3%から5.2%、イスラエルが3.8%から3.6%、メキシコが3.3%から3.2%など失業率が下落した。

これに対し韓国は3.6%から4.0%に上昇した。韓国の失業率は3月基準で2001年に続き17年来の高水準になった。韓国のほかに失業率が上がった加盟国は5.9%から6.2%に下がったスウェーデンだけだった。
(引用ここまで)

 何度か書いていますが、現在の世界は地味な(だけども着実な)好景気に沸き立っていまして。
 特に雇用が進む状況になっています。
 どの国でも数十年ぶりに失業率が最低になっているっていう状況。
 OECDに加入している国々に限らず、途上国でも同様に失業率は低下しています。
 韓国とスウェーデンを除いて。

 特に外需主導の経済構造を持っている韓国は、この状況であれば世界経済の成長率と同等かもしくはそれ以上の成長をしていてもおかしくないはずなのですよ。
 今年の世界経済の成長率予想(OECD)は3.8%。
 でも、韓国のそれは3.1%。

 IMFによる予想では世界は3.9%、韓国は3.0%。
 ついでにIMFの2019年の予想では世界は3.9%、韓国は2.9%とさらに低下するとされています。
 これを疑問に思わなかったらおかしい。

 ムン・ジェインのやりかた ── 「どんなものでも税金を投入してなんとかしてしまおう」というやりかたは効率が悪いのです。
 どうあがいても間接支援にしかなり得ないので、景気浮揚策としては下の下なのですよ。
 中小企業に就職して1年間で20万円貯めたら80万円を企業と税金で補填して貯金を100万円にしてあげる、なんて方式はまだるっこしくてやってられません。

 珍しいやりかたをしたいならベーシックインカムでもやればいいんじゃないのって気がします。
 まあ、実際にはお金をまいても景気浮揚にならないのは地域振興券や子ども手当を見ても確実なのですけどね。
 けっきょく、底上げには経済を回すしかないんだよなぁ……。

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2010/11/20