朴正熙元大統領の故郷亀尾市から「セマウル課」が消える(中央日報)
朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の故郷である慶尚北道亀尾市(キョンサンブクド・クミシ)が市庁の組織のうち「セマウル課」を廃止する予定だ。セマウル課廃止は「共に民主党」所属の張世竜(チャン・セヨン)氏が13日の統一地方選で同市市長候補とし出馬した際に掲げた公約だ。

16日現在、亀尾市はセマウル課を「市民社会支援課」に変更するための手続きを進めている。1978年に設置されたセマウル課は、セマウル運動関連事業や住民支援基金運営管理を担当する部署だ。

亀尾市関係者は「朴正熙大統領とセマウル運動を地域広報に利用してきたためセマウル課という名称も維持されてきた。時代変化に合わせて名前を変え、亀尾市民に向けた行政効率を上げる契機にしたい」と話している。

6月13日の統一地方選挙期間に張氏はセマウル課とセマウル運動テーマ公園を「60年公職社会の積弊」と規定した。張氏の公約によると、セマウル運動テーマ公園は慶尚北道民族独立運動記念館に名前が変わる。

張氏は当選後のYTNとのインタビューで「セマウルと朴正熙元大統領という単語が絡み合い保守談論を形成している。こうした要素をわが亀尾市の発展にどのように有用に使えるのか、市民らと議論したい」と話した。
(引用ここまで)

 与党である共に民主党が圧勝した地方統一選挙についてもちょっと語っておきましょうかね。
 もう100%間違いのない圧勝予想だったので、言及すらしないでいたのですが。
 予想というか確実だったというか。
 相変わらず自由韓国党の代表であるホン・ジュンピョは世論調査を信じようとはせずに「共に民主党からは10%をマイナスし、自由韓国党にその数字を足せば本当の世論になる」とか語っていたほどでした。
 ここまでの完敗を予測していなかったっぽいのですよ。
 ちなみにこの人、去年の大統領選でも同じように世論調査を信用せずに「実際の投票になれば私が大統領になる」と最後まで言い続けていた人だったりします。
 さすがに今回の大敗を受けて辞意表明しています。

 さて、その統一地方選挙ですが道知事と広域市知事がどうなるかということで大勢を見ることが恒例となっています。
 韓国には道や広域市がソウルをはじめとして17地域ありまして。
 共に民主党が14勝。自由韓国党が2勝。済州道だけは現職だった無所属候補が勝利。
 保守系の鉄板地域であった釜山広域市、蔚山広域市のある慶尚南道でも敗北。
 保守派候補は慶尚北道と慶尚北道にある大邱広域市だけで勝利。

 記事にある亀尾市も慶尚北道ですが、ちょっと特別なのは朴正熙の出身地であるということ。
 朴正熙の出身地であったということで、その地方振興運動の呼び名であった「セマウル運動」にちなんだ事柄があったのですよ。
 言ってみれば保守が基盤とする地域の象徴的な地方自治体であったというわけですね。
 そこから「セマウル課」を廃止し、「セマウル運動テーマ公園」の名前を「慶尚北道民族独立運動記念館」に変える。

 楽韓Webではムン・ジェイン政権は保守を根切りして根絶させるつもりだと何度も書いてきましたが、じわじわと現実になりつつあります。
 ちなみにサムスン電子をはじめとした大企業を叩いているのも、保守派政党の資金源であるという認識が元になっています。単純に人気取りをしているだけではないのですね。
 すでに朴正熙の銅像建立はソウル市から拒絶されています。
 他にも銅像の撤去運動が起きたりするでしょうね。マッカーサー像の撤去運動も再開されるかもしれません。
 あるいは特急セマウル号の後継車であるITXセマウル号の名称変更かなぁ……。
 USKIのように援助を打ち切ることで立ち枯れさせていくというような行動も増えることでしょう。
 ついでに国会議員の補欠選挙も同時に行われて12の選挙区で共に民主党が10勝。
 まだ少数与党であることに変わりはありませんが、革新系の他党と合わせると過半数の確保ができるレベルにはなりました。
 誰であろうと、なんであろうと「積弊だ!」ってプラカードを首からかけてしまえば叩いていいという社会になったのです。
 ま、それが韓国人の選択なのですからしょうがない。選挙で勝ってしまったのですから、やりたい放題やるべきでしょう。