W杯韓国敗戦で青瓦台HPにあきれた請願続々、イケアも標的に(朝鮮日報)
 18日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会グループリーグの韓国−スウェーデン戦で韓国が1−0で敗れた直後、韓国大統領府(青瓦台)ホームページ(HP)の国民請願掲示板はW杯関連の糾弾の場と化した。2日もたたないうちに相手国スウェーデンと主審に対する請願の書き込みは1000件を超えた。この掲示板は文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後「国民の質問に政府が答える」ことを目的として昨年立ち上げられた。

 請願のほとんどは、敗戦の鬱憤(うっぷん)を晴らすための書き込みだ。スウェーデンに敗れた直後は「スウェーデンとの戦争を望みます」という請願が一斉に書き込まれた。さらに「スウェーデンは今日、韓国に宣戦布告したのと同じ」「サッカーでは負けたが、(実際の)戦争では勝たなければならない」「孫興民(ソン・フンミン)選手を徴兵し、スウェーデンに奇襲攻撃をさせろ」などといったあきれた意見が相次いだ。

 怒りはスウェーデンの家具メーカー、イケアにも飛び火した。韓国で金を稼いでいるイケアが気に食わないというわけだ。また「違法な資金づくりや脱税が疑われるのでイケアへの税務調査をお願いしたい」との書き込みも見られた。「イケアが韓国市場で稼いだカネでW杯スタジアム型のベッドを作ったようだ」というのだ。スウェーデンの選手らが、リードして以降いわゆる「ベッドサッカー」(自国がリードしているときピッチに何度も倒れ込んで時間稼ぎをする手法)を繰り広げたことを皮肉ったわけだ。そのほか「イケア光明店の事業認可取り消しおよび撤退を求める」「サムスン電子のイケア買収を望む」などの請願も相次いだ。

 怒りは主審のホエル・アギラール氏(エルサルバドル)にも集中した。アギラール主審がビデオ判定(VAR)の末にPKを宣言したからだ。スウェーデンはPKのチャンスを逃さず、これがそのまま決勝点となった。このPKに興奮した一部ファンは「IT大国の力で審判のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を炎上させよう」と主張し、アギラール主審のSNSアカウントを探し始めた。しかし見つからなかったため、代わりに青瓦台の掲示板で集中攻撃を繰り広げたのだ。「ホエル・アギラールを死刑にせよ」「ホエル・アギラールがスウェーデンにカネをもらったどうか口座を追跡せよ」「青瓦台がFIFA(国際サッカー連盟)に主審の判定について正式に抗議してほしい」などの書き込みが殺到した。また、アギラール主審がエルサルバドル出身であることから「エルサルバドルに宣戦布告してほしい」との書き込みも見られた。

 青瓦台の掲示板への請願について「単に遊び感覚で書き込んでいるだけ」だとして、真剣に対応する必要はないとの意見もある。ソウル大社会学科のキム・ソクホ教授は、「特定の人物に対する侮辱という傾向になれば問題を解決すべきだが、自由に意見を表現できる現状そのものは問題にはならない」との見方を示した。

 青瓦台側は、特に問題はないとの立場だ。請願用掲示板を担当するチョン・ヘスン青瓦台ニューメディア秘書官は「青瓦台の掲示板が遊び場になってはいけない理由はない。遊び感覚の非現実的な提案もこの空間では可能であり、国民が怒りをぶつける場所も必要だ」と述べた。
(引用ここまで・太字引用者)

 ……二分間憎悪だな。
 こうして敵を外部に作って憂さ晴らしをするしかない社会なのだ、ということでしょうか。
 政府がそれを追認しちゃっているっていうのもなんだかな。
 保守系掲示板とされているイルベに関しては「不法な書きこみがあるので法的に閉鎖が可能か調査する」で、「スウェーデンと戦争だ」とか「イケアを税務調査しろ」「主審を死刑にしろ」っていうような書きこみは「遊び感覚だから問題ない」「自由な意見を表現できる現状」として放置。
 鬱憤を晴らすために必要だという認識なのでしょう。
 ムン・ジェイン政権の志向性が透けて見えますね。

 でもって、平昌でカナダ人選手に脅迫をしたようにまたSNSを炎上させようとしたのですが、エルサルバドルの人ということもあって見つけることができなかったというオチ。
 ちなみに前出の脅迫を受けたというエントリにはこれまでのアスリートたちの被害状況が書いてあるので、そちらもごらんください。

 韓国では「本来、我々は優秀であるにも関わらず、世界がそれに嫉妬している。本来の能力を発揮できないのは彼らによって邪魔されているからだ」みたいな物語が散見されるのですよ。
 「ノーベル委員会は韓国語を学ぶべきだ。そうすれば韓国人もノーベル文学賞を受賞できる」という韓国人による話がニューヨークタイムズで報じられたこともありましたが。
 こういう気分が魂の根底にあるからこそ、こうやって他人を攻撃できるのだろうな……という感じがしています。