米国防総省、米韓軍事演習中止を発表(CNN)
ボルトン氏「非核化長引かせる会談はしない」 金正恩氏の時間稼ぎに警告(中央日報)
米国防総省は22日、今後3カ月に予定されている複数の米韓合同軍事演習を中止すると発表した。北朝鮮との交渉が続く中での措置となっている。

国防総省は声明で、マティス国防長官が「特定の演習を無期限で中止」する決定を下したと説明。中止となる演習には8月の「フリーダムガーディアン」や、米韓両国の海兵隊による2つの訓練演習が含まれていると明らかにした。

国防総省は19日に既に、フリーダムガーディアンに向けた「全ての計画作業」を停止したと発表していた。 (中略)

ただ、国防総省のホワイト報道官は今回の声明で、さらなる中止の措置を取るかは、北朝鮮が米国と「真摯(しんし)に生産的な交渉を続けるかどうか次第」としている。
(引用ここまで)
米国のジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が20日(現地時間)、シンガポール首脳会談に続く米朝間の後続交渉を模索している状況で「長く引っ張る会談は未来には起きない」としながら「我々ははやく動きたい」と述べた。ボルトン補佐官はこの日、FOX(フォックス)ニュースの朝のニューストーク番組『Fox and Friends』でのインタビューで「北朝鮮も真剣ならば同じようにはやく動くことを望むべきだ」と明らかにした。米朝首脳会談以降、北朝鮮タカ派のボルトン氏が北朝鮮の非核化に関して公開的に言及するのは初めてだ。
(引用ここまで)

 米朝首脳会談の共同声明に「ポンペオ国務長官と北朝鮮の高官の間で後続会談が行われる」とありましたが。
 米朝首脳会談の当日の記者会見の時点でトランプ大統領から「後続会談はボルトン補佐官とポンペオ国務長官によって行われる」との言葉がありました。
 あの北朝鮮から「ボルトンを外さないと会談中止にするぞ!」と言われた人物である、ということはつまりその存在が具合が悪い、ということなのですよ。
 「日本は圧力一辺倒を続けることを深く考えろ」と言っているのと同じことですね。

 そのボルトン補佐官から「交渉を早くしろ」との急かしが入ってます。
 そして、その会談は時間稼ぎには使われない、と。
 なかなか面白い事態になるのではないかな、と注視しているのですがなかなかはじまりませんね。
 はじまらないならはじまらないで、制裁解除が遠のくだけなのですが。
 さてはて。

 その一方で北朝鮮側から「こうして対話をしたのだから、米韓合同軍事演習を取りやめてほしい」との申し入れがあったそうなのですが。
 アメリカ側は誠意をもってその言葉に対応している。
 乙支フリーダムガーディアンを中止し、さらに続く海兵隊の合同演習もキャンセル。
 「我々は誠実に事に当たっている」という宣言です。そして「北朝鮮の要求を受け入れ、演習を中止にした。さて、北朝鮮はどんな対応をする?」と問われている、ということでもあるのですが。

 もうすでに複数隻の空母を用いた軍事演習を日本海で散々やっているのですから、今回の演習中止については象徴的な意味しかありませんね。
 これに対して北朝鮮はどう対応するのか、というところですか。
 またキム・ジョンウンが3度目の訪中をしたくらいしか動きがないのでなんともいえないところです。
 アメリカがこうして矢継ぎ早に動きを見せるとは思っていなかった……という感じですかね。