【コラム】単なる希望しか語られない南北鉄道連結(朝鮮日報)
 18日にソウル市中心部・光化門のプレスセンターで行われた北方経済協力委員会の第2回会合で「韓半島鉄道と大陸鉄道との連結」が課題の一つとして提示された。しかしこれには「北朝鮮における非核化の進展および対北朝鮮制裁が緩和された場合」という前提条件が付いている。この条件をいつ満たせるかは誰にも分からない。しかも韓半島鉄道と大陸鉄道を連結するには、莫大(ばくだい)な費用をかけて北朝鮮の鉄道を建設あるいは改修しなければならないが、この点に対する詳しい分析結果などもどこにも見当たらない。(中略)

経済性に対する綿密な分析や技術面での検討はなく、単に「列車でヨーロッパに行ける」という期待だけが膨らんでいるようだ。

 北朝鮮の開城から新義州まではおよそ420キロだが、この区間に韓国国内と同じく最高時速300キロの高速鉄道が走行できる路線を建設するには、韓国で同じ鉄道を建設するのに必要な費用に基づいて単純計算すると20兆ウォン(約2兆円)以上はかかると鉄道関係者は予想している。これは首都圏住民が強く希望する3路線のGTX(首都圏広域急行鉄道)を全て完成させるのに必要な15兆ウォン(約1兆5000億円)をも上回る額だ。ところが会合ではこれほど巨額の費用を一体どこから調達するのか、あるいは旅客や物流においてどのような経済効果があるかなどの調査結果は一切語られなかった。
(引用ここまで)

 以前から「夢のような話」しかしていないと思いますけどね?
 朝鮮半島をH型に連結する鉄道網ができればロシアからは天然ガスを引き放題。燃料費はかつての1/4に!
 そしてヨーロッパまで物流が伸びれば、日本のEU圏への輸出はすべて韓国経由に。
 といった感じまさに朝鮮半島にはバラ色の未来が開けれているんだそうですよ。
 アジア横断鉄道が開通した暁には。

 費用負担も、工事主体も不明。
 そもそも、韓国企業がやるとしたときに北朝鮮の領内に立ち入ることを許してもらえるのかどうか。
 それ以前に北朝鮮が許可を出すのかどうか。
 実質的な鎖国状態は当分続くんじゃないですかね。
 元駐英北朝鮮公使のテ・ヨンホは「北朝鮮は核を手放さずに時間を稼ぐだけ稼いで、開城工業団地のようなものを10ヶ所ほど作るのではないか」としていましたが。
 南北鉄道もはその物流に使うていどに限定されるのではないかと。

 韓国ではムン・ジェインの振りまく「南北統一したらすべての問題が解決する」という冗談にすべての国民が酔っている状況です。
 万一にも統一することができたら、いまの韓国の問題なんて「なんでアレを苦しいと思っていたんだろう」くらいの矮小なものになるんじゃないでしょうかね。
 すべての問題が解決するのであれば、いますぐにでも統一すればいいと思いますが。

赤化統一で消滅する韓国 連鎖制裁で瓦解する中国
宮崎正弘 / 室谷克実
徳間書店
2017/7/26