韓国経済に暗雲…投資が3カ月連続減少(中央日報)
統計庁が29日に発表した「5月の産業活動動向」によると、5月の設備投資(以下、投資)は前月比3.2%減少した。機械類の投資増加率が0.2%と前月(3%)より縮小したうえ、運送装備の投資増加率が11%も減少し、投資全体の不振につながった。3カ月連続の減少だ。

投資は昨年11月から今年2月まで前月比で増加していたが、3月に7.6%減少し、4月にも2.7%減少した。

投資は今後の景気を予想できるバロメーターであるため、経済界は持続的な投資減少に懸念を抱いている。投資は景気拡張局面で持続的な増加傾向を見せるが、この場合、機械類など装備購買発注増加−生産増加−所得増加−消費増加という流れで景気が上向く。逆に投資が減少する様相が見えれば、生産と消費の減少につながり、景気が悪化する可能性が高まる。

政府は依然として景気回復の流れが続いていると診断した。企画財政部のコ・グァンヒ経済分析課長は「輸出好調、補正予算執行の本格化、地政学的リスクの緩和などを受け、回復の流れが続くと予想している」とし「米中通商紛争などの対内外リスク管理を徹底し、景気回復動向が雇用や民生改善を通じて体感できるよう補正予算を迅速に執行する」と述べた。

しかし専門家の見方は違う。中央日報が経済専門家40人を対象にアンケート調査をした結果、28人が「景気が下降期に入っている」と答えた。政府が真っ先に見直すべき政策は「所得主導成長」が最も多く、次いで「革新成長など成長率向上政策」だった。
(引用ここまで)

 企業の景況感が悪化している、というエントリをつい先日書きましたね。
 で、ついで企業の設備投資がマイナスになったと。
 不況にまっしぐらのパターンです。

 現状は「おっと、ちょっと景気が停滞してる感じがする」という感じで「見」(ケン)にまわっているというところ。
 武器となる設備に投資するよりも、盾として使える内部留保を貯めておこう……という方向性に転じている感じ。
 不況が実際にやってきて赤字になった時、盾として使える現金がないと最悪の場合で倒産に追い込まれます。
 特に韓国の場合、好不況の振れ幅が大きいのですよ。
 通貨危機を2度、クレジットカード大乱を1度という20年で3度の不況を迎えている国ですからね。
 特に今回はアメリカの利上げというイベントがまだまだ控えていて危険度が高い。
 ここ数年、韓国が謳歌していた低金利の時代が終了しようとしているのです。

 先に爆発するのは家計負債か、企業の連鎖倒産か。
 家計負債の時限爆弾炸裂で不動産周辺産業の倒産からの内需崩壊がいちばん見えているシナリオではありますけどね。そして、もっとも癒やしがたいパターン。
 ムン・ジェイン政権はイ・ミョンバク政権を否定したいがために、公共事業を「積弊」として扱っていることもあり、補正予算で公共事業に……なんてことをやりそうにない。
 そんな政権があと4年続くわけですよ。
 「コンクリートから人へ」を5年続けるとどうなるのか。なかなか興味深い話だと思いません?