[最低賃金引き上げ半年] 7530ウォンのブーメラン……店からはスタッフが消え、物価は上がり続ける(ヘラルド経済・朝鮮語)
歴代最高値の最低賃金引き上げが実施されてから半年が過ぎた。前年より16.4%上昇した今年の最低賃金(7530ウォン)は、低所得層の所得を増やして消費も増やし、経済成長を牽引するというムン・ジェイン政府の「所得主導の成長」の一環として実施された。

しかし、当初の意図とは違って、庶民の生活より厳しくなっているという意見が出ている。雇用が縮小され、施設全体に無人注文機が増え生活物価も上昇を続けている状況である。

1日外食業界によると、ロッテリアとマクドナルド、バーガーキングなどの主要なファーストフード店は、今年に入って無人注文機の導入に熱を上げて、現在まで全国の店舗の50%ほどに設置した状態だ。ロッテリアの場合、全体で1350ある店舗のうち57%である762店舗の無人注文基を導入した。109直営店にはすべて設置している。 (中略)

ソウル麻浦区で和食丼専門店を運営する聖某さんも三ヶ月前、無人注文基を導入した。聖氏は「自営業のための小型無人化注文機は月17万ウォンを払うだけでレンタルが可能で、アルバイトを雇うよりもはるかに経済的だ」とした。 (中略)

最低賃金引き上げと相まって生活物価は高騰である。庶民外食代表メニューである三枚肉と冷麺なども高くなった。韓国消費者院価格情報サイト、真価格によると、今年、ソウルで、消費者が最も多く訪れる外食メニュー8のうち7つの価格が1年前より上がった。 (中略)

一方、経済協力開発機構(OECD)は、5年間の最低賃金を54%引き上げることにしたムン・ジェイン大統領の公約について、「OECDで類例のないレベルに影響を予測するのは難しい」と評価した。

OECDは、最近発表した「韓国経済報告書」で、「韓国政府が来年度の最低賃金を追加で引き上げる前、今年の最低賃金を16.4%上げたものの効果を先に評価しなければならない」と勧告して「1月に最低賃金が引き上げされて食べ物と宿泊業、流通業、卸・小売業などで雇用が悪化したが、最低賃金の引き上げと緊密な影響があると判断される」とした。続いて「韓国の労働市場の最近の調査によると、最低賃金が1%増加すると、雇用率が0.14%ポイント低くなると推定された」と強調した。
(引用ここまで)
 韓国で最低賃金が一気に100円ほど上昇してから半年が経過しました。
 小売、流通、食堂、宿泊といった業種で雇用が縮小し、無人注文機械が増え、物価が上昇する。

 特に無人注文機械に関してはレンタルで月17万ウォンしかかからないものが登場しているそうですよ。必要は発明の母とはよく言ったもので。
 日額で5000ウォンちょっとで注文が取れてしまう。クレジットカードを差し込むというヤツでしょうから、レジも兼用できるのでしょうね。そんな機械の1日の使用代金が最低賃金の1時間分にすらならない。
 注文を取る人間はもう韓国には必要なくなりますね。

 ムン・ジェイン政権は最低賃金を上げることで「経済における善の循環が完成する」とか言っていたのですよ。
 上下格差がアメリカ並に拡大した韓国社会(だけども一代で富を築き上げるアメリカンドリームは存在しない)をなんとかしようとしていたのでしょうけども。
 結果はこう。
 ちょっとだけ経済をかじった人間であれば100人が100人、「いや、その政策は失敗するよ」って言えるものでしたけどね。
 まあ、一度舵を切ってしまったものはしかたない。
 今月中にも来年の最低賃金が決定されるのですが「もうすでに1万ウォンは達成できた」なんて戯れ言はなしに、来年は8800ウォンほどにきっちり上げてほしいものです。