<W杯>「韓国サッカーは崩壊中、ドイツ戦の勝利に酔うべきでない」(中央日報)
「ドイツ戦の勝利に酔っている場合ではない。韓国サッカーは根本から腐敗が進んでいる。サッカーの公正性を回復できなければ韓国サッカーは崩壊してしまう」。

サッカー界の代表的な評論家、シン・ムンソン明知大記録情報科学専門大学院教授(60)が絶叫するように警告した。世界を驚かせた2018ロシアワールドカップ(W杯)のドイツ戦が終わった後、学会の日程で済州(チェジュ)に滞在中のシン教授と2回の電話で対話した。

シン教授は「ドイツ戦の勝利は本当に誇らしい。しかしこの勝利のために韓国サッカーが換骨奪胎できる機会を逃せば、またサッカー協会がこの傘の中に隠れてしまえば、韓国サッカーは取り返しのつかない災難を迎えることになるだろう」と述べた。 (中略)

−−ロシアW杯は失敗した大会なのか。

「当然だ。W杯本大会で何位の成績を出すのか明確な目標を設定し、その目標に合わせて練習計画、選手選抜、現地練習と強化試合、相手情報の収集などをしなければいけない。しかしサッカー協会はこの準備に失敗した。選手たちのコンディション管理にも失敗したのが、それがスウェーデンとの第1戦の無気力な敗戦として表れた」

−−申台龍(シン・テヨン)監督の責任が最も大きいのか。

「もちろんだ。歴代W杯でDFの選手をこれほど多く連れて行ったことはなかった。それは代表チームの守備の完成度が低いという反証だ。退場・負傷やミスの連発による不安などに対応して予備の人材を連れていくが、第1戦、第2戦では選手をまともに活用できなかった。またW杯本大会を控え、このように代表チームを徹底的に非公開にしたことはない。4年ごとに開催されるW杯は国内サッカー産業を活性化するチャンスだが、これを自ら無駄にした」

−−どこが問題なのか。

「申台龍監督を選任する過程から間違っていた。外国人候補を含めて透明、公正に選ぶべきだった。W杯本大会への進出が決まった後、欧州での強化試合で最悪の競技力を見せた。ところが昨年12月の東京での東アジアカップで主力メンバーが抜けた日本に4−1で大勝して優勝した。それに酔ってすべてのものを伏せてしまった」 (中略)

−−韓国サッカーの改革はどこから始めるべきか。

「2002年W杯が終わった後、『韓国サッカーを愛してください』『プロサッカーを見に来てください』と訴えるキャンペーンをした。それでもプロサッカーのKリーグは低迷していった。今そのような声を出せばおかしな人として扱われる。いまKリーグは日本・中国はもちろん、中東と東南アジアにも押されている。サッカーというコンテンツの質を高めなければならず、サッカーの否定的なイメージを払拭しなければいけない。サッカーの公正性と透明性を回復するためにサッカー人が出てこなければいけない。このまま時間をさらに長引かせれば韓国サッカーは確実に崩れてしまう」
(引用ここまで)

 一応、こうして韓国サッカーの崩壊が迫っているという意見もあるのですよ、ということでご紹介。
 まあ、とても主流とは思えませんけどね。

 去年の東アジアカップで日本代表に勝ってしまった。
 欧州組なしの日本に勝って「韓国サッカー最強!」となってしまった。
 今回のワールドカップでJリーグ組で主力といえるのは昌子くらい。山口もサブとしては出てる……くらいかな。
 逆にいえばワールドカップ本戦でスターティングメンバーが10人は入れ替わる予定の日本。
 7-8人はそのままの韓国代表。
 ワールドカップ半年前に欧州組抜きの日本に勝ったことに意味はあったのか、ということですよ。当時もそんなことをちらっと書きましたけどね。
 そして今回は「戦車軍団ドイツに勝利した、韓国サッカー最高!!」となる。

   ふたつ、問題がありますよね。
 ひとつはKリーグでいくら結果を残しても、移籍先が中国や中東であるということ。
 今回、若手の海外組であるファン・フィチャン(ザルツブルク)とイ・スンウ(ヴェローナFC)が代表入りしましたが、どちらもKリーグの経験なしに直接海外に渡っています。
 ここ何年か、Kリーグからの欧州移籍ってあるんですかね。
 なくはないのでしょうが。
 ヨーロッパでやれないということは、一流のプレイヤーがどのくらいの技量であるのかを把握する機会がないということです。
 日本代表がセネガルとの戦いで見劣りしなかったのはヨーロッパでアフリカ系、アフリカ人のトッププレイヤーにと対戦することが日常であるということが大きな要因だと書きましたが。
 Kリーグにいてはそういった経験は無理。
 中東、中国でも「トッププレイヤーと日常的」にあたれるかというとそんなことはない。
 韓国サッカーにKリーグ→欧州のルートがないというのは大きな損失です。

 もうひとつは予算。
 JリーグにはDAZNマネーが潤沢にまわっていて、大きく変革期を迎えています。
 イニエスタが来てかつトーレスとも交渉していたというような状況。あの鳥栖ごときが(サポーターすまん)、フェルナンド・トーレスと交渉していたんですよ?
 それに比べて韓国の市民クラブでは若手の年俸1000万ウォン台とされていました。それすら遅配するようなレベル。
 さすがに最近は1部にあたるKリーグクラシックでは勝利給込みの平均年俸は1億4000万ウォンほどになっているとのことですが。
 FCソウルと全北が平均を引き上げてるような気がしますけどね。
 まあ、この年俸ならめぼしいプレイヤーは中東にドナドナされるでしょうし、移籍金目当てにクラブも中東、中国をメインにするでしょう。

 構造的にどこかで断ち切らないといけない問題が20年くらいずーっと継続しているまま。
 2002年のインチキで自分たちの足下が分からなくなり、今回のドイツ戦の勝利でその混迷をなおのこと深めている。
 楽韓Webでは既報のようにドイツ戦の勝利は韓国サッカーにとって最悪の出来事なのですよ。あれだったら3連敗のほうがずっとよかった。
 確実にこれからの4年を無駄にするでしょうね。