日本メディア、「ボール回し」さえ擁護……「何が悪い!賛美しよう」(STNスポーツ・朝鮮語)
日本代表が5日午前(韓国時間)、自国に帰国した。日本は今回のワールドカップに参加したアジア諸国の中で唯一16強に上がる成果を出した。帰国する選手団を日本国民は歓待した。

日本が今回のワールドカップで良い成果を出したのは事実だ。しかし、瑕疵もあった。去る28日のグループリーグ第3戦、ポーランド戦がそれである。当時、日本は後半終了を残し、ポーランドと0-1で負けていた。

突然、日本がボール回しを開始した。攻撃する意思は全くなかった。ただ時間を浪費しただけだった。ワールドカップの試合を見るために莫大なお金を使った観衆はブーイングを浴びせた。これらの反応にも日本代表チームは、ボールを回し続けた。

日本がボールを回したことには理由がある。当時、日本は同じ組のセネガルと勝ち点、得失点差、得点など、すべての指標で同率を成した。しかし、そのまま試合は終了ば、日本が上がる状況だった。警告、退場などを受けると、減点されるフェアプレーポイントで日本がセネガルをリードしたからである。日本は終了のホイッスルが鳴るまでボールを回し続け、結局フェアプレーポイントの差で16強に進出した。 (中略)

日本は16強戦となるベルギー戦で名勝負を繰り広げた。しかし、グループリーグの時のボール回しのために、より良い評価を受けられない状態だ。

しかし、日本のメディアは称賛一色だ。5日、日本のマスコミ<サンケイスポーツ>は「ボール回しが国内、国外で多くの批判を受けた」と認めて切り出した。

しかし、「国外の批判はどうすることができない場合でも、国内の批判は理解できない。西野朗監督が混乱の中で16強に進出したことを知りながら、批判するか」と声を高めた。

それだけでなく、「ルール違反したことは全くない。ルールの中で戦ったのに何の問題があるのか。何が悪い。規定どおりグループリーグを通過したものである。批判する理由がない」と説明した。

また、媒体は「むしろ脱落した場合は、より多くの批判を受けたものである。失点して脱落しても、フェアプレーの評価で押されて脱落しても『もったいない』などの批判を受けただろう。胸を大きく張って西野ジャパンの快挙を称賛しましょう」と付け加えた。
(引用ここまで)

 日本が決勝トーナメントに進出したことが血の涙を流すくらいに口惜しいということは理解できました。
 ま、それでもポーランド戦における試合そのものへの酷評は甘んじて受け入れるしかないでしょうね。
 ただ、グループリーグ3戦目というものはああいったことが起きがちでもある。

 ベルギー−イングランド戦も「世紀の凡戦」だのなんだの言われていたわけです。ベルギーが1点入れたあと、イングランドは2位通過を受け入れて攻めようとしない。ベルギーも1位通過が決まったのでよしとする。
 それとなにも変わらない。
 コロンビアとセネガルの状況を鑑みて、残り15分でセネガルが同点に追いつけるかどうか。ポーランド相手に日本が点を挙げられるかどうか。
 西野監督はすべての条件を鑑みてもっとも確率が高いと思われるところに手持ちの財産をすべて賭け、成功したのです。

 前も書いたようにマイアミの奇跡だなんだいわれてもグループリーグを勝ち抜けることができなければなんの意味もないということをよく知っている。
 ボール回しができずにワールドカップに出られなかったドーハの悲劇があり、2勝してもグループリーグ勝ち抜けができなかったマイアミの奇跡を経て、日本代表は「グループリーグを勝ち抜けるため」の手段を選べるようになったのです。
 日本サッカーのポートフォリオですよね。勝ち点4を得て、なんとかギリギリでグループリーグを抜けられるまでにはなっている。
 文句なしの勝ち抜けはまだ難しい。

 韓国がドイツに勝ったのも、引き分けではグループリーグ敗退が決まってしまうドイツが前掛かりになったところをコーナーを得てゴールしたというだけ。
 ベルギー−イングランド戦、日本ーポーランド戦、韓国−ドイツ戦。
 三者三様の出来事ですがいずれもグループリーグ3戦目であるからこそ起きた事態であって、通常の試合では起きない珍事であったのは間違いありません。

 で、この韓国メディアは「グループリーグ3戦目のボール回しがあったから、ベルギー戦でどれだけ健闘しても世界から評価されない」って主張しているんですが。
 その世界ってどの世界のことなんですかね?
 少なくとも英語メディアであの試合について最大級の評価をしていないところはないと思いますわ。
 ポーランド戦を「ハラキリ寸前だった」って書いたタブロイドのザ・サンですら手のひら高速回転で「もう少しでベルギーは崖下に落とされるところだった」と評価。
 ベスト16の8試合では屈指の好試合だったのは間違いないでしょ。1番面白かったと言っても過言ではないと思いますね。
 まあ、デブライネをイエローもらってでも止めるっていう、あとひとつまみのマリーシアが欲しかったのは実際かな……。
 ただ、あの試合ができたこと自体が財産ですよ。
 戦前のぐだぐだはそれとして断ずるべきだけど、それはそれとして決勝トーナメント進出と、ベルギー戦の健闘は褒めたたえていいと思います。
 ん、韓国? ドイツに勝ったので失敗ではなかったらしいので、名将シン・テヨン続投でいいんじゃないんですかね。韓国は韓国でがんばれー。