政権によって変わる韓国の観光政策(中央日報)
政府はこの日、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)開催地を冬・スポーツ観光の拠点として育成すると明らかにした。オリンピックの遺産を利用して観光商品を開発し、冬のない東南アジア観光客を対象に広報を強化するともした。

しかし、この計画は昨年12月発表のコピー版に近い。パラリンピックが終わってから4カ月が過ぎたが、具体的な事業は何も進んでいない。五輪開催施設の今後の活用については依然として決まったものはなく、昨年五輪を控えて作った数多くの五輪遺産が消えつつある。その好事例が「オリンピックアリバウ道」だ。

昨年10月に開通した平昌五輪の唯一の公式トレイル(ウォーキング旅コース)だ。道の名前に「オリンピック」を使うために、国際オリンピック委員会(IOC)からの公式認証も受けた。トレイルを整備するだけで予算33億ウォン(約3億円)が投じられた。しかし、現在では文化体育観光部・韓国観光公社・江原道(カンウォンド)の誰として関心がない。予算もなく運営主体もない。

オリンピックアリバウ道コースを作った(社)江陵(カンヌン)バウ道のイ・ギホ事務局長は「関係当局の誰も関心がなく、民間団体がボランティア概念で道を案内している」とし「人々から継続して問い合わせがあるが、何もできないのでただ申し訳ない」と話した。 (中略)

政府の期待とは違い、地域の観光コンテンツは画一化している。現在、全国には観光目的のジップラインが42カ所運営されている。レールバイクは25カ所にあり、吊橋は50カ所にもなる。一つ二つ人気を呼ぶと先を争ってまねをした結果だ。観光当局はこれらレジャー施設の現況も十分に把握できずにいる。観光振興法対象施設なのか、遊園施設法対象施設なのかも分からない。上の統計は今月初め、中央日報が韓国観光公社に依頼して集計した。 (中略)

第2回会議で思いがけない発表があった。海洋レジャー観光活性化計画が地域観光活性化計画と共に発表された。文化体育観光部と海洋水産部はこの日、業務協約も締結した。

海洋レジャー観光推進計画を見てみると海洋観光に関連したすべての計画が網羅されている。マリーナ・クルーズ・漁村体験・水上レジャー・離島観光などすべて提示された。

李明博政府は持続可能な観光資源を開発するとして川を、朴槿恵政府は「韓国のユングフラウ」を作るとして山岳観光活性化をそれぞれ叫んだ。川と山がどちらも失敗したので、これからは海の番というわけか。文化体育観光部では海洋水産部の意志が強いとし、海洋水産部のハン・ギジュン海洋産業政策官は「かなり以前から海洋水産部は海洋観光事業を推進してきた」と説明した。果たしてそうだろうか。

推進計画7ページに「海岸ヌリ道」が登場する。離島・海水浴場・海岸ヌリ道を連結した観光コンテンツを開発するという計画でだ。海岸ヌリ道は海洋水産部が2010年に作ったトレイルだ。李明博政府当時、グリーン成長のスローガンに合わせて政府部署が競争的にトレイルを作っていた時期に海洋水産部が作った唯一のトレイルだ。しかし、政権が変わり海洋水産部の担当者が変わりながら道は消えた。自ら作って自ら捨てた道をもう一度作るということだ。海洋水産部は来年までに再び予算を投じて海岸ヌリ道の活用策について研究すると明らかにした。
(引用ここまで)

 一貫性がないというか……一貫性がないことで一貫していると言うべきか。
 何度も語っているように韓国の政権交代は基本的に易姓革命であって、前政権をすべて否定するところからスタートします。
 保守から保守への政権交代であったイ・ミョンバクからパク・クネへの政権交代であってですらほぼすべてが否定されています。
 政権の目玉であった4大河川整備事業も「公社の赤字の原因だ」として斬り捨てているほどですからね。

 それがパク・クネ政権を否定することを主題として生まれたムン・ジェイン政権であればなおのこと。
 前政権のパク・クネ時代、さらには前々政権であるイ・ミョンバク時代に行われた政策はすべてが「積弊」として否定されなければならないのですよ。
 継続するにしても換骨奪胎して、前政権の残り香を消し去るところからスタートするのです。
 そうしないと、ウリに向けての分け前を与えられませんからね。

 そうそう、観光事業の話でしたね。
 ……いや、韓国人も知っているんでしょ。田舎に行ったところでそんなに多様性がないってことを。観光で地方振興を、という話はここ数十年に渡って延々と出ているのですが。
 李氏朝鮮時代からソウルになにもかもを集積してしまったために、地方の特殊性がそれほどでない。だから韓国人が国内旅行をするよりも日本に行ってしまうし、日本人も「一度行けばいいや」ということでリピーターも極小。
 地方自治体があれほどアミューズメントパークを招致したがっているというのは、それを覆い隠すためでもあるのですね。

 前にちらっと書いたのですが、倭城跡を巡るツアーとかいいと思うのですけどねー。ただ、島津の建てた泗川倭城とかは復元されているという話なのですが……うん。
 まあ、写真を見ただけで行かなくていいかなって感じです(笑)。
 他にも戦前の日本による建物とかあればそれ目当ての観光客とかいるでしょうに、ばんばん破壊しているからなぁ……台湾では丁寧に使われていて、日本人がひっきりなしに見学に訪れているのですけども。
 あと大連の満州鉄道本社ビルは一度行ってみたい。おっと、話がずれてしまった。

 ま、もうちょっと「人を楽しませる」という視点から考え直したほうがいいですよね。慰安婦像スタンプラリー(後援・挺対協)とかやればいいんじゃないかな。
 韓国人として巡らなくてはならないっていう使命感から来てもらえるかもしれませんよ?