<Mr.ミリタリー>韓国大統領は精鋭予備軍を要求、現場では50年前の武器使用(中央日報)
文大統領は「予備軍全員が自負心と誇りを持てるよう努力しなければいけない」とも話した。しかし予備軍訓練補償費は最低賃金(7530ウォン)を大きく下回る時給2000ウォンにすぎない。一日に1万6000ウォンを受ける。予備軍はこれを「愛国ペイ(pay)」と呼んで笑う。愛国心を前に出して労働力を搾取するということだ。出前などのアルバイトでその日の生活費を稼ぐ一部の予備軍は生計が脅かされる。このような形で予備軍に自負心が生じるだろうか。一方、米国は階級によって一日に8−22万ウォンを受ける。イスラエルも8−10万ウォン水準だ。国防部は予備戦闘力が重要だと言いながらも実際には予算を配分しないのが現実だ。

予備軍の戦闘装備はとんでもない。転役1−4年目の予備軍で構成された動員師団の戦車はM48系列の旧型だ。野砲は1960−70年代に使用した105ミリ牽引砲だ。現役当時に自動化された最新型K−9自走砲を運営した人たちが、生まれて初めて見る手動式旧型刑野砲で戦闘できるのか疑問だ。旧型野砲は方位角計算など数カ月間にわたり熟練してこそ十分に機能を発揮できる。動員師団は戦争が発生すれば直ちに前方に投入される部隊であるにもかかわらずだ。動員師団の予備軍にはまだK−2小銃でも与えられるが、残りの予備軍には一度も経験したことがないM16小銃が支給されている。予備軍の毛布やポンチョの支給率は60%台、個人の火器と防弾ヘルメットは50%台と、基本の部分も欠けている。
(引用ここまで)

 韓国陸軍における特色として、軍事境界線に延々と戦車を配備しているということが挙げられます。
 その数、実に2000輌以上。
 内訳はM48A3、A5がそれぞれ300輌。K1、K1A1があわせて1500輌、K-2が100輌。  M48A3、A5がまだまだ数百輌単位で現役で、ようやくM48A3の引退がはじまりつつあるというのが現状なのですが。
 90ミリ砲を搭載した比較的初期型のM48A3がこれほど現役として稼働している国ってないんじゃないですかね。
 書類上では稼働しているというだけの話のような気もしますけど。対北朝鮮のブラフとして。

 K-2の当初生産予定数が600輌だったのは、M48A3、A5をすべて置き換える予定だったからなのでしょうね。
 で、実際の生産数がその半分になったというのは、調達価格か性能のどちらかになんらかの問題が生じているのでしょう。

 ま、それはそれとして。
 予備役にはKー2戦車ではなくM48A3。
 K-9自走砲ではなく105ミリ牽引砲。
 Kー2小銃ではなくMー16……これはMー16のほうよいような気がします。
 まあ、国民皆兵を国是としてきた影響でしょう。
 末端まで装備が行き届かない。
 とりあえず見た目だけ揃っていればいい、という基本方針でやってきたツケが回っている、ということなのでしょう。