物を落としたがる子どもたちを叱れない韓国マンション事情(朝鮮日報)
 7月2日、京畿道竜仁市のAマンションの住民に「キャットマム事件」について聞くと「どうして古い話を掘り返すのか」といった反応が返ってきた。2015年に同マンションの屋上から小学生3人がれんがを投げ落とし、マンションの前で猫に餌を与えていた50代の女性が死亡。パクさん(当時29歳)が大けがをした。加害者と被害者は全て同マンションの住民だった。れんがを投げ落とした子どものうち1人(当時11歳)は少年犯で保護処分とされたものの、2人(当時9歳)は処分を免れた。10歳未満は刑事責任を問われないためだ。

 子どもの父兄が被害者との合意に至ったことで、この事件は「なかったこと」になった。警備員が屋上のドアに鍵を掛けただけで、住民たちが集まって再発防止のための対策について論議したわけでもないという。ある住民は「れんがを投げ落とした小学生の親の一人が子どもの誕生日パーティーを事件後に開いたことで、話題になったことはある。被害者と子どもたちのほとんどが引っ越していったほか、その後は『不動産の値段が下がる』ことを懸念し、事件をもみ消す雰囲気」と話す。
(引用ここまで)

 韓国で子供がマンションからものを落とす事件があり、被害者と加害者が和解?して被害者、加害者ともに引っ越し。
 当時からの住民に話を聞こうとしたら「なんでそんな話を掘り返すのだ」と言われた。
 なぜなら住民は不動産価格が下落することをなによりも恐れているから。

 ……あー。
 韓国では「そんなことが?」みたいなことが、不動産関連では起こるのですよ。
 マンションAの住民が、まったく無関係なマンションBの敷地を通り抜けたり施設を勝手に使ったりということがあったのでマンションBが鉄条網で進入禁止にしたなんてことがありました。
 そうするとマンションAから駅まで15分だったのが30分かかるようになって、マンションAは内見すらなくなって価格が下落するようになった……と。
 あるいは釜山の海辺の超高級住宅街で眺望が悪くなるから防波壁の高さを下げさせていたなんていうのも似たような感じですかね。これも不動産としてのプレミア感を出すための施策だったのでしょう。
 その結果、台風で大被害が出るというオチでしたね。

 それもこれも韓国人の資産というものが不動産だけに集中しているということに起因するのです。その比率、なんと90%
 30代、40代で不動産は所有していても、不動産ローン返済のために金融資産ゼロっていう人間も少なくなく。
 もう誰も彼もがひとつしかないバスケットの中に卵がひとつしかないような状況。
 「バスケットに卵を詰めこむな」どころの騒ぎじゃないっていう。
 ようやく最近の利上げのターンになって、それが危険であるという発信がメディアなんかでもされるようになってきたのですけどね。
 もしかしたら、そのあたりもエントリにするかも。
 不動産が資産のすべてという部分が韓国社会を歪めている一因になっている気がするなぁ……。