<Mr.ミリタリー>北東アジアのステルス戦争、韓国だけが後進国?(中央日報)
ステルス戦争が本格化している。今年末に韓国空軍には第5世代ステルス戦闘機F−35が導入される。日本はすでに保有している。昨年、北朝鮮への制裁が強まった当時、米国はB−2ステルス爆撃機とF−22ラプターおよびF−35ステルス戦闘機を動員して北朝鮮に圧力を加えた。韓半島(朝鮮半島)上空を飛行する米空軍のステルス機に驚いた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は外部活動を控えた。こうした中、中国とロシアもステルス戦闘機の本格稼働に入った。北東アジアの空はすでにステルスの戦場となっている。 (中略)

もうステルス技術は現実となっている。どこまで進むかは想像力しだいだ。戦略的な用途として効率的だ。ステルス装備を全軍に支給することはできないが、一部の特殊目的に使えば重要な目標を達成でき、相手の脅威を抑止する手段としても機能する。しかし韓国はステルス技術に積極的でない雰囲気だ。国防科学研究所(ADD)が航空機などに使用するステルス材料を開発したが、まだ実用化していない。軍からの声も大きくない。国防部が国産戦闘機(KFX)をはじめ、特殊部隊と無人機、艦艇に必要なステルス技術の開発を積極的に考える時期が近づいている。
(引用ここまで)

 KF-Xにはステルス技術を適用すべしという声はいまだに大きいのですよ。
 というのも中国はJ-20、日本はX-2でそれぞれステルス技術を入手している。
 ロシアもSu-57がある。アメリカはいうに及ばず。
 周辺国はすべてステルス技術を使った装備を導入しているのに、韓国だけが遅れている。

 公正な入札で決まったはずのF-15SEを「限定的なステルスでは周辺国の航空機に対応できない」として拒絶してまでF-35Aを選択したのもその文脈で読み解けますし、未来戦車とされている「レールガン搭載」のK-3が「光学迷彩的な機能を持つだろう」というようにされていることも同じでしょうね。
 「優秀な武器」を生産し続けている韓国ですから、これから導入するKF-Xには是が非でもステルス技術が搭載されていなければならないのです。
 ただ、現実としては韓国にそんな技術はないし、そもそもそれを確認するような電波暗室もない。
 この記事でも「KF-Xにステルス性能付与を」とか書かれていますが、ステルス能力なんてそんな簡単に得られるものでもないし、メンテナンス費用が高騰の要因であることが分かっていない。
 じゃあ、どうするのか……。
 「ミニラプター」と呼ばれるように機体形状をF-22に寄せていくのです(笑)。 で、「RCSを低減した」とか宣言してしまえば「韓国製ステルス戦闘機」の一丁上がり。

 一応、Block2では「内蔵ウェポンベイ」が搭載されて「低い被発見率」が導入されるということになっています。……いつそのBlock2とやらに到達するのかはまったく予定が立っていないのですけどね。
 あと「艦載型KF-X」を開発して、韓国型空母と一緒に輸出しようなんて提言もありましたっけ。そんなことを准将予備役が言っているのだから救えない。

 KF-Xなんてこれまで戦闘機を開発したことのない国がはじめて作るものなのだから、もっとコンサバティブなものを目標とするべきなのに、F/A-18E/Fよりもコスパがよくて、対F-16 Block52とのキルレイシオは4.1:1とか豪語している。
 おまけに価格は1機6210万ドル(予価)。
 そんなものが本当に完成したら世界中でKF-Xが飛ぶことになるでしょうね。あっという間にグリペンを市場から追いやってしまうことでしょう。本当に完成したら。

 韓国の実際のポートフォリオはヘリの設計図をユーロコプターから譲り受けて、それに「スリオン」とか名前をつけて「独自技術で製造する」けども、異常振動の原因が分からずに墜落しているっていうところなのですけどね。

F-22はなぜ最強といわれるのか ステルス、スーパークルーズなど最新鋭戦闘機に使われるテクノロジーの秘密に迫る (サイエンス・アイ新書)
青木 謙知
SBクリエイティブ
2008/12/15