「私の仕事は、求職者」……会社員の平均退職年齢49歳(中央日報・朝鮮語)
韓国の会社員は49.1歳で最初の職場を退職するという衝撃的な統計が出た。49歳であればおそらく最初の子は、大学進学を控えるか在学中で、まだまだ不動産のローンも多く残っているだけでなく、数年後には子供たちが結婚もするであろうという年齢である。本当に多くの資金が必要な時期である。

おそらく「数年間耐えて子供が大学を卒業した後、退職したら」という物足りなさも残るだろうか「いっそもっと若いときに退職して、他の仕事を始めていれば」との未練も残るだろう。しかし、いつ出てきたかに違いはない。現実を受け入れ賢く対処することが重要である。まず家族に現在の状況を正確に理解し、特に経済的な部分は、共有する必要がある。就職活動は、思ったより多くの時間がかかり、費用もかかる。

2015年に全経連とファインドジョブで調査した「中高年の再就職認識」によると、中高年求職者の35%が1年以上求職活動中であることが分かった。現在の財務状況を正確に把握し、家計支出の削減部分は果敢に減らさなければならない。今後6ヶ月から長くは2年間、所得が失われる期間について調整も必要だろう。また、新たなキャリアを開発するための教育、訓練費も必要である。 (中略)

最も基本となるのは履歴書、経歴技術書、自己紹介書の完成度を高めなければならない。企業の人事担当者が履歴書を見たときに一番最初に目が行くところが写真だという。急いで地下鉄のインスタント写真館を利用するのではなく、プロのスタジオを訪問して素晴らしい履歴書用の写真を準備することも重要である。 (中略)

最近の若者は就職のために、TOEICスコアを900点以上取得し、韓国史能力試験・コンピュータ関連の資格取得・海外語学研修・ボランティア活動の評価取得など多大な努力をしている。一方、中高年求職者は青年求職者よりも求職活動の積極性が相対的に低下する傾向がある。中高年求職者も就職に成功するまで、積極的に挑戦しなければならない。思い出してください。今、私の仕事は、「求職者」であることを。
(引用ここまで・太字引用者)

 韓国の会社員は平均49歳で退職する。
 ふむ。いわゆるサオジョン(実質45歳定年制度)に比べれば長いように見えます。
 これは役員として成り上がって定年を越えて在籍できる人間もいるので平均値は後ろになっているということでしょうかね。
 あるいは法定定年年齢を守っている企業もあるのでしょう。
 でもおおまかには韓国ではこんな感じで40代後半で退職せざるを得ないのです。

 その一方で初就職時点の年齢は男性の場合は約2年間の兵役を終えてからということになり、かつ就職浪人に社会が寛容であることもあって実年齢25歳なんてざら。
 大卒者の初就職時における年齢の平均値は見つけられなかったのですが、20代後半であるのは間違いないでしょう。
 つまり、20年間前後しか会社にいることができないということなのです。
 大企業に就職できればともかく、給料が半分以下の中小企業だったらもはや目も当てられないということですね。

 もっとも人件費が高騰するあたりで切ってしまえばいいというのは、費用対効果で見れば企業として正しい選択なのでしょう。
 40代後半は体力的にも能力的にもまだまだ働けると思うのですが。
 この記事では「次の職場を探すためには……」ということで履歴書の書き方や写真が大事だというようなことを書いていますが、かなり多くが自営業に身を投ずるわけです。
 韓国の高齢者が総じて貧しく自殺率は世界一、というのはこうやって蓄財できる年数が少ないということに大きな理由がある気がしますね。
 次のエントリではそのあたりを書く予定。