鬱陵島沖で発見された沈没ロシア軍艦、本当に金塊を積んでいるのか(朝鮮日報)
引き揚げを推進しているL会長には過去の詐欺の前歴があり、現在は仮名で東南アジアに滞在しているとの証言もある。

 シンイルはドンスコイを発見したと主張する7カ月前の今年初めから「シンイルゴールドコイン」という仮想通貨に投資すれば、船体引き揚げ後の収益を分配すると宣伝した。17日にドンスコイ発見が報じられた後、2日間で100億ウォンが集まったとの話もある。シンイル関係者は「シンイルゴールドコイン」は、シンガポール・シンイル・グループ(ユ・ジボム会長)が経営する企業で、自社とは無関係だと説明。韓国ではシンイルゴールドコインの募集は行っていないとした。

 しかし、19日にソウル市江西区の「シンイル・ドンスコイ取引所」のオフィスを訪れると、50代女性2人が相談を受けていた。2人は「(ドンスコイが)知られるようになる前から投資を始めた。詐欺だという報道もあるが、それを信じていたらもうからない」と話していた。記者が「コインを買うことができるのか」と質問すると、従業員は警戒し、職業や紹介者を尋ねた上で、「信じるのか信じないのか。もっと勉強してから来てほしい」と答えた。シンイルは同日午後、ウェブサイトからコインに関する内容を削除した。(中略)

L氏は文在寅(ムン・ジェイン)大統領とは慶熙大の同窓生だと自称し、コインへの投資者を募っていた。これについて、シンイル関係者は「世間の関心事はドンスコイ引き揚げ事業なのに、なぜ会社内部に関心を持つのか。(代表は)メディアの取材を受けない」と話した。
(引用ここまで・太字引用者)

 「15兆円相当の金塊を積んだまま沈んだ」との話のあるドンスコイ号発見についての続報。
 このシンイル(シニル)グループというところがドンスコイの現在位置を把握しているのは間違いないのでしょう。
 ただ、中に本当に150兆ウォンの金貨と金塊があるのかというのは眉唾。
 状況を見れば見るほどただの詐欺案件にしか見えません。

 「信じるのか、信じないのか」って二択で金を出させようとしているのはもう草しか生えない。
 しかも、投資先が株とか社債とかじゃなくて「仮想通貨」。巨額の埋蔵金に仮想通貨とかもう「韓国人の好きなものを組み合わせたら大好物になるよね!」みたいな話じゃないですか。

 昨日、韓国人は投資ではなく投機しか選ばないのは、一発逆転に賭けるしかない構造になっているからということを書きましたが。
 それはそのまま韓国での異常な件数の詐欺犯罪の多さにもつながっているのでしょうね。
 韓国における人口あたりの詐欺件数は世界一位と報道されています。
 どこかで誰かがうまくやって大儲けしている。
 自分がその仲間入りをできていないのはただそこへのコネクションがないからだってどこかで考えている。
 そこに「簡単に大儲けできる話があります」と言われたらあっさりなけなしのお金を出してしまう。
 「私は大統領の地下資金管理人だ」とか何百回同じ詐欺事件があったのか分からないようなものに引っかかってしまう。

 このドンスコイ号の案件でも太字部分の「詐欺と言われているが、それを信じたら儲からない」っていう言葉が象徴的ですね。
 「儲かりたい」だけがメインなのですよ。財閥のようになりたい。甲乙の甲になりたい。
 その欲望がありつづけるかぎり韓国では同様の案件が続くのでしょうし、借金して不動産投機するようなハイリスク商品に手を出す層が少なからず存在するのでしょう。

 「被験者が『自分は低所得者である』と認識した場合に宝くじの購入代金が増える」という統計があったのですが、それとまったく同じ構造ですね。
 ちなみに韓国では去年の段階でも宝くじ(ロト)の売上が上昇しているそうです。
 もちろん、「ロトの当選番号教えます」という詐欺サイトも存在します。

だましの手口 知らないと損する心の法則 (PHP新書)
西田公昭
PHP研究所
2009/3/14