ラオスのダム「崩壊」発生から3日前、ダム中央部沈下発見... 「大雨による氾濫」SK解明議論(京郷新聞・朝鮮語)
最小数十人が行方不明になった、ラオスのダム崩壊事故発生から3日前、すでにダム中央部に沈下が発生して施工側で収拾作業に出たことが確認された。また、事故原因について施工者のSK建設は「大雨による補助ダムのオーバーフロー」と主張しているのに対し、発電所の運営を担当している韓国西部発電は「大雨による補助ダムの崩壊」と説明した。大型の人命事故が発生して責任論議が浮上すると、SK建設が責任逃避的な釈明とも受け取れる部分だ。

西部発電は25日、共に民主党クォン・チルスン議員に提出した「ラオス・セナムノイ補助ダム崩壊経過報告」を通じて「20日(現地時間)ダムの中央に約11僂猟晴爾発生した」と明らかにした。続いて22日には、ダム上部10カ所に亀裂沈下が発生して復旧装備を手配した。これはダム建設の自体の欠陥があったという意味で、予期せぬ大雨による浸水やこれに伴うダムの一部の損失に事故が発生したというSK建設の主張とは多少表現が異なっている。

このレポートには、23日午前11時にダム上部に1m沈下が発生し、工事を総括する合弁会社(PNPC)が州政府に避難案内の協力要請をしたと書かれている。これにより、最初の沈下発生から3日後になって、ダム近隣の村長に危機的状況を通報し、一歩遅れて住民避難が開始されたというものである。当日の午後2時30分には、補修装備が現場に到着したが、ダムの沈下兆候が発見されて待機した。午後3時30分には少量の水があふれ経過し、この時から本格的なダムの崩壊が始まった。午後5時には、下流地域の住民も避難対象となることを案内した。

24日には、ダムが崩壊して約5億トンの放流が行われた。西部発電は「現地の集計では30人が連絡途絶」と述べた。現地災害対策当局によると、死者や行方不明者と一緒に1300家屋、6600人余の被災者も発生した。軍人と警察、消防などは利用可能な人材を総動員して救助・捜索作業を行っている。SK建設側は「大きなダムが崩れたのではなく周りに土手のように作成された補助ダムがオーバーフローした」という立場だ。自然災害による氾濫が今回の事件の主な理由であると傍点が打たれている。しかし、西部発電はレポートのあちこちに「大雨による崩壊」という表現を使用している。
(引用ここまで)

 ラオスで韓国企業によるジョイントベンチャーが建設していたダムが崩壊し、6つの村が5億トンの水によって水没。
 1300の家屋が被害に遭い、6600人が被災者となったとのこと。

 ラオスで韓国企業がダムを建造し、タイに電力を販売するというプロジェクトだそうです。
 で、建設主体のSK建設が26%、発電主体の韓国西部発電が25%、タイ、ラオスの企業が残りの49%を負担する形でジョイントベンチャーを構成して工事にあたっていたとのことです。
 工事に関してはSK建設と西部発電が主導していたようですね。

 で、昨日の夜の段階でSK建設からは「補助ダムが大雨であふれただけで崩壊ではない」というアナウンスがあったのです。
 ですが、ジョイントベンチャー相手の韓国西部発電が国会議員に対して提出した経過報告書では「補助ダムは崩壊した」「20日の段階で11cmの沈下が発生」「23日には1メートルの沈下が発生した」「工事を担当していた従業員はすべて退避させた」との記述があったとのこと。
 どちらの主張が本当なのかは分かりませんが、ジョイントベンチャーを構成している企業が起きていない崩壊をわざわざ「崩壊」と表現することもないかと。

 当初は「大雨でオーバーフロー」なのか「ダム崩壊」なのか、なんとも判断できなかったのでスルー気味だったのですよ。
 天災であればどうすることもできないしなーというように思っていたもので。
 ……まあ、即座に「韓国企業の作ったダム崩壊m9(^Д^)プギャー」くらいに騒げるのであれば、エントリ書くのも楽なんでしょうけどね。

平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学
M・スコット・ペック
草思社
2011/8/12