韓国軍:兵力削減・兵役期間短縮、最前線の師団数は11から9に(朝鮮日報)
 韓国国防部(省に相当)は「国防改革2.0」に基づき地上軍の兵力を11万8000人削減し、徴兵期間を今よりも2−3カ月短縮することを決めた。この結果、陸軍の師団数は現在の39から33に減る予定だ。そのうち北朝鮮の朝鮮人民軍と直接対峙(たいじ)する最前線の師団は11から9になり、率にして20%削減される。また師団ごとに担当する戦線も1.2倍ほど長くなり、さらに兵士の熟練度も60%以上低下するとの分析結果も出ている。

 この問題について韓国軍関係者は「国防改革2.0は現在の安全保障情勢と野戦部隊の意見がうまく反映されていない。これは根本的な問題だ」と指摘する。 (中略)

 兵役期間は陸軍と海兵隊の場合は現在21カ月となっているが、これが2021年12月までに18カ月にまで短縮される。(中略)野戦部隊のある指揮官(中佐)は「現状でも入営待機と訓練だけで5週間、そこからさらに2等兵としての4カ月、休暇の約1カ月などを除くと、兵士が実際に戦闘力を発揮できる期間は15カ月ほどしかない。そこから兵役期間全体が18カ月にまで短くなれば、現場の兵士たちを使って本当に戦闘が可能になるか心配になる」と語る。 (中略)

 兵力を50万人にまで削減し、兵役期間を18カ月に短縮するという目標は、かつての盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で取りまとめられた国防改革2020(案)にもすでに記載されていた。そのため韓国軍では「安全保障の現状に対する徹底した研究や検討なしに、盧武鉉政権の改革案がそのまま踏襲された」などの指摘もある。
(引用ここまで)

 韓国軍が陸軍の兵力を12万人削減。
 大統領選の公約通りに徴兵期間を18ヶ月に短縮。
 主な米韓合同軍事演習は中止

 ついでにDMZからは韓国軍だけが撤収を検討。

非武装地帯の見張り所から兵力撤収へ 韓国軍「全面撤収も推進」(産経新聞)

 サヨクの薄ら温い平和論ですね。こっちが銃を下げれば向こうも安心して銃を下げるに違いないっていう。
 サヨクでも自由主義陣営側に住んでいてその恩恵を浴びるほどに与っている連中がこんなことを言いがち。あちら側からしてみれば、そんなことはただの甘え。
 「おまえそれサラエボでも同じこと言えんの?」ってな話ですわ。
 歴史を知るということは「人間の営みそのものにはこの2500年間、進歩・進化は1ミリもない」という絶望を知るということでもあったりします。
 ローマ人の物語は小説だなんだいわれてますが、その絶望を気軽に味わえる良書ということでおすすめ。

 閑話休題。
 韓国の一方的な兵力削減といっても北朝鮮に通常戦力で攻めてくることができるのかと問われたら、まあ恐らくそれはない。
 そういう一点においては現実的な政策かもなぁ……と思わなくもないのですが。
 朝鮮戦争が実質的には中国対アメリカの戦いだったことを忘れたのか、歴史を見たくないのか。

 一度削ったなんらかの勢力を元に戻すには削ることで生じた利益以上の予算を投入する必要があります。
 日本が延々と調査捕鯨という形で「捕鯨船」という文化を続けているのも理由は同じ。
 F-35Aの導入に際しても「最低限度でも国内組み立ては譲れない」というのも航空産業維持のためですね。
 情勢が変化したからといって即応して兵力を増やすようなことはできないのです。
 ムン・ジェインの場合はそこまで物事を考えていない、基本的に生温いサヨクによる「平和志向」でしょうけども。
 ちゃんと考えてこれを実行しているというのであれば、それはそれで怖ろしい話でありますが。自分の在職中に北主導の統一に踏み出そうとしているということですからね。

国際メディア情報戦 (講談社現代新書)
高木徹
講談社
2014/1/20