KリーグMVPがドイツ2部リーグ移籍? イ・ジェソン「恥じる」理由はない、「また他の道提示すればいい」(スポーツ朝鮮・朝鮮語)
欧州の移籍専門サイト「Transfermarkt」によると、KリーグMVP出身イ・ジェソン(26)が新たに加入するドイツ・ブンデスリーガ2部リーグ所属のホルシュタイン・キールの市場価値は、1197万ユーロ(約155億ウォン)に過ぎない。2001年に4部から3部リーグ昇格を経て2部リーグまで上がってきたのものだが、昨シーズンは2部リーグ3位になりプレーオフ進出という奇跡も演出した。

当然、国家代表に選抜された選手はおらず、スタジアム収容人数も1万200席しかない。昨シーズン、ドイツブンデスリーガ(1部リーグ)昇格の夢を成し遂げたとしても、ブンデスリーガはスタジアムの最小収容人数を1万5000人をクラブライセンス基準として定めているために昇格拒否の可能性すらあった。それほどホルシュタイン・キールは弱小クラブである。

このようなチームでイ・ジェソンを迎え入れするなんと150万ユーロ(約19億6000万ウォン)とお金を注ぎ込んだ。昨シーズンまでのフリーまたは賃貸で移籍せずに選手を選択するしかないほど財政が脆弱だったシュタインキルが2018〜2019シーズンを控えこづかいを根こそぎはたいてオールインしたものである。 (中略)

サッカーファンはKリーグMVPがドイツ・ブンデスリーガ2部リーグ移籍について諸説乱舞を行っている。一部のファンは「海外進出に対する欲のためにKリーグの選手たちの価値を落とした」と非難している。それとともに、ドイツブンデスリーガのラブコールを受けている日本の選手たちと比較している。

しかし、現実的な面から見ると、これは「恥」移籍ではない。日本は協会とリーグ政策的に欧州組を多く量産するために球団が同意した状況で、移籍金なしで選手をヨーロッパに送っている。その結実だったのが2018年にロシアのワールドカップだ。かつてフィリップ・トルシエ元日本代表監督は「欧州1〜2部リーグを含めて少なくとも30人程度が欧州でプレーできるようになれば、日本もワールドカップ8強進出ができる」と語っていたが、現実となった状況だ。

Kリーグクラブとしては理解しにくい概念である。「必ず選手の価値を正しく認識されて移籍させる」という考えを持っているからである。移籍金が合わない場合は移籍させないという意味ではしっかりしている。

その場合、Kリーグの選手たちのヨーロッパ進出は比較的少なくなるしかない。アジアの選手を獲得するのに予算を割くことができないドイツ2部リーグ、フランス、オランダなどの中小欧州リーグのクラブが韓国より日本選手を好むしかないからである。

イ・ジェソンは歴代Kリーガーや欧州派が歩かない新しい道を選んだ。年俸やクラブのネームバリューといったものよりもチームの可能性、出場時間、求められている度合いなどを問い詰めた。非難するサポーターの心を戻すための方法は、ホルシュタイン・キールを踏み台に、欧州のビッグクラブに移籍することだ。弱小クラブでのヨーロッパキャリアを開始を変えていくための障害はない。

「我が道」を叫んで新たな挑戦に出たイ・ジェソン。わずかな時間でKリーグを平定た波乱の主人公がそびえ立つ。彼は新たな第3の道を開いている
(引用ここまで)

 昨シーズン、KリーグのMVPで韓国内では「もっとも欧州に近い男」として知られていたイ・ジェソン。  ポジションはトップ下で、Kリーグでは屈指の名門クラブである全北現代に所属していました。
 そのイ・ジェソンの欧州移籍が決まったのですが。
 移籍先はドイツのツヴァイテリーガ(2部)、ホルシュタイン・キール。
 記事にあるように昨シーズンに2部昇格を果たしたばかりながらも3位になって昇格プレーオフに進出。ただし、ヴォルフスブルクに2連敗で1部昇格の夢破れました。

 で、韓国国内では移籍決定時にため息にも似た感想が少なからず漏れました。
 いわく「KリーグのMVPがちょっと前までブンデス3部所属だったクラブに移籍とは……」「Kリーグのブランドが落ちる」といったものですね。
 スポーツ朝鮮がそれに対して反論記事を掲載しているのですが。
 曰く「この移籍は恥ではない、ここから這い上がればいいだけの話だ」と。

 ようやく韓国でもヨーロッパでプレイすることの重要性というものが把握されてきた……というところですかね。
 ヨーロッパの水があうならベルギー、オランダ、あるいはドイツ、スペインの2部からはじめたところで上のリーグに引っ張られていくもんですから。
 ここのところJリーグからベルギーに移籍する選手も多いですが、がんばってほしいですね。特に冨安、植田あたりのディフェンダー陣にはフィジカル面での成長を期待したい。

戦術の教科書
ジョナサン・ウィルソン
カンゼン
2017/6/23