韓国経済 内需増加の鈍化が景気改善を制約=政府系機関(聯合ニュース)
韓国の政府系シンクタンク、韓国開発研究院(KDI)は7日発表した「経済動向8月号」で、最近の韓国経済について、内需増加の勢いが弱まり、全般的な景気改善の流れを制約しているとの判断を示した。半導体を中心に輸出は比較的良好な伸びを維持しているものの、投資が振るわず、消費の改善傾向も鈍っているとした。 (中略)

6月の設備投資指数は機械類が大幅に落ち込み前年同月比13.8%減少した。投資の先行指標が悪化しており、投資の不振は当面続くとKDIは見込んでいる。
(引用ここまで)

 半導体だけが牽引してきた韓国経済でしたが、半導体の先行きがやや霞がかってきたかなーといったところ。
 サムスン電子は今年のNANDフラッシュメモリに対する投資額を30%減にするのではないかという予想が出ています。

サムスン半導体投資減額の衝撃、バブルの陰りは東芝メモリにも?(ダイヤモンドオンライン)

 価格に関してはスポットを見るかぎりではNANDフラッシュは軟調。DRAMは高止まり。
 DRAMに関しても大口のコントラクト価格は落ちているという話です。
 ここ2年ほど延々と続いていたメモリ狂騒曲も、ようやく落ち着きを見せようとしているといったところですかね。
 ということは、この下半期。もう成長率に半導体のそれは恐らく最小限のものになってしまう。
 韓国経済の素顔が見えてしまうようになるわけです。

 特に4-6月期に6.6%のマイナスと大きく下落した設備投資ですが、その内訳は4月は+1.6%、5月は-3.7%、6月は-13.8%というものだったとのこと。
 設備投資については7月の詳細な数字はまだなのですが、機械輸入金額はマイナス10.6%と下落を続けているので、設備投資全体でも上昇することはなさそう。

 内需は最低賃金上昇の影響でぐだっていますし、雇用は伸びそうにもない。
 ソウルの不動産価格はまだ上昇基調にあるのですが、ソウルだけ。
 京畿道、つまりソウル周辺の首都圏まで不動産価格の下落の波は来ているとのこと。
 まだ不動産爆弾が炸裂する局面ではないでしょうが、アメリカの政策金利上昇に韓国銀行も追随せざるを得ないシーンになった時、どうなるか……ですね。

 まだまだある種のエンターテインメントとして見ていられるレベル。
 本番は来年ではないかと見ています。