人口崖現実に... 世界で唯一1人未満の出産国n になる(チャンネルA・朝鮮語)
子供産むことを多くの人が避けているために、昨年合計特殊出生率は1.05人まで低下しました。2016年より0.12人減少し、史上最低となりました。

問題は、出生率がより低下しているということでしょう。6月には出生児数が2万6400人にとどまったんです。第2四半期の合計特殊出生率は、一人足らず、0.97人となりました。
結局、今年の合計特殊出生率は、1.0以下になるであろうという見通しが現実のものとなりそうです。
戦争のような国の緊急事態においてのみ現れるような深刻な少子化が発行したものです。

チョ・ヨンテ/ソウル大保健大学院教授]「あるていど以上の国力を持っている国の中で、このような出生率となっている国はありません。東欧で共産圏が解体された時くらいなものです」

国家と社会全体が力を合わせて、画期的な措置を講じなければならないという指摘です。
(引用ここまで)

 記事中では「東欧がソ連崩壊に伴う時代に1を切ったとか、戦争の際には1を切るとか書いていますが……。
 東欧で90年前後に合計特殊出生率が1を割り込んだ国……ないと思いますけどね。
 ボスニア・ヘルツェゴビナの内戦時代ですら1は割り込んでないんじゃないかなぁ。

 以前、かなり多くの国々をけっこうなスパンで調べたのですが、いまの韓国ほどにひどい数字になっているところはないといっても過言ではないくらい。
 1を切ったのって香港が中国に返還されたあとの数年間とか、グレートリセッション翌年、2010年の台湾が1年だけ0.89になったというような状況はありましたが。
 ギリシャ危機後のギリシャですらここまでひどくない。

 というわけで合計特殊出生率が1.00を切る(そしてそれが定着しそう)というのは世界でも希有な状況なのです。
 つまり、いまの韓国は「中国に返還された香港」くらいに将来に対して絶望しているのですよ。
 その香港ですらいまは1.2を少し上回る状況。
 もう日本なんか韓国の背中すら見えませんわ。

 韓国の第1四半期の合計特殊出生率は1.07。1月、3月は韓国では特に出産が多い時期なのだそうです。
 で、第2四半期のそれは0.97。
 ムン・ジェイン政権に対する韓国人の実際の評価がこれ、なのでしょうね。
 とてもじゃないけど子供産んだりしちゃいらんないよっていう。

人口学への招待 少子・高齢化はどこまで解明されたか (中公新書)
河野稠果
中央公論新社
2007/8/25