妊娠中絶:韓国で処罰強化、医師らは「現実知らない」と反発(朝鮮日報)
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妊娠中絶:韓国政府、医師処罰規定を当分保留へ(朝鮮日報)
 保健福祉部(省に相当)が中絶手術を非道徳的診療行為と規定、中絶手術をした医師の資格を1カ月間停止する行政処分規則を公布したところ、産婦人科医師らが「中絶手術を拒否する」と反発している。

 大韓産婦人科医師会は27日、「中絶が多く行われざるを得ない現実や、憲法裁判所が堕胎罪の違憲性を審理している状況で、福祉部は規則公布を強行した。非合法的な妊娠中絶手術はもうしない」と明らかにした。事実、中絶手術は2010年の統計で年間約10万件あったが、合法的な中絶手術は5%に過ぎないと言われており、医師が実際に中絶手術を拒否するとなると、少なからぬ影響がありそうだ。
(引用ここまで)
 韓国政府は、中絶手術を非道徳的診療行為と規定、手術した医師の資格を1カ月間停止するとの行政処分規則施行をしばらく保留することにした。保健福祉部(省に相当)は「人工妊娠中絶手術をした医師を処罰するよう規定した刑法第270条第1項について、憲法裁判所が違憲かどうかを判断するまで、中絶手術をした医師の処罰を猶予することにした」と29日、明らかにした。
(引用ここまで)

 韓国政府が唐突に違法中絶に対して「厳罰を適用する」と言い出しました。違法中絶手術をやったら一ヶ月の資格停止処分。
 それに対して現場の医師から「なにを言い出すんだ」「もっと現実を知れ」みたいな反発が出て、10日ほどで引っこめることになったとのこと。

 これ、おそらく少子化対策のつもりだったのでしょう。
 韓国の特徴として年間10万件(正確な統計は不明。数十万件とも)以上という人口比として考えるとかなり多くの中絶件数があることが挙げられます。
 その多くが違法中絶。というのも、韓国にはいまだに堕胎罪があって、原則として堕胎禁止が国是なです。

 一方で出生数は30万件をぎりぎりキープできるかどうかという状況で、合計特殊出生率にいたっては1を切ろうかという緊急事態。
 この10年で80兆ウォンを費やしたのに見事なまでの右肩下がり。
 人口中絶を厳罰化すれば出生数が増えるという目論見だったのではないかと思われます。
 もちろん、違法中絶手術は闇で行われるものですから、地下経済を顕在化させたいという部分もあるのでしょうね。
 違法中絶手術を厳罰化することで一石ニ鳥を狙ったということなのでしょう。

 でも、医師から「医者と女性を社会の犠牲にするつもりか」と言われてやむなく引っこめた、と。
 現実を知らないのは経済政策やそれにともなう統計作成だけではないってことですか。
 机上の空論が大好きなのはサヨクの特徴ともいえるかもしれません。まあ、そもそも共産主義自体が机上の空論だもんなぁ……。

 そんな小手先の策を弄したり、少子化税を検討することよりも国民全体が希望を持って子供を産めるような社会にすることが先決でしょうにね。

魁!!クロマティ高校(1) (週刊少年マガジンコミックス)
野中英次
講談社
2001/2/16