韓国企業の体感景気、過去1年半で最悪に(朝鮮日報)
韓国、造船業不況の津波…統営市の2人に1人は無職(中央日報)
 韓国銀行が30日発表した9月の企業景況感指数(BSI)によると、企業の体感景気が1年半ぶりの低迷を示していることが分かった。全産業を対象とする業況BSIは前月比1ポイント低下した74だった。昨年2月(74)以降で最も低かった。業況BSIは今年5月(81)以降、3カ月連続で低下している。

 BSIは全国3696社の企業を対象に経営状況に対する判断と今後の見通しなどを調べ、企業の体感景気を数値化したものだ。基準値100を下回れば、景気に悲観的な回答が楽観的な回答よりも多かったことを示す。

 企業規模別に見ると、大企業よりも中小企業が現在の景気状況を悲観していることが分かった。中小企業の業況BSIは66で、前月に比べ6ポイントも低下した。低下幅は今年1月(8ポイント)以降で最大だった。

 大企業の業況BSIは前月よりも3ポイント上昇し、80となった。
(引用ここまで)
統計庁が29日に発表した「2018年上半期の地域別雇用調査」によると、今年1−6月に慶尚南道巨済市の失業率は全体の154市・郡のうち最も高い7%だった。前年同期比4.1ポイント上昇した。市・郡地域の失業率が7%台となったのは2013年の調査開始以降初めて。雇用率も昨年の63.5%から今年は58.6%と4.9ポイントも落ちた。

慶尚南道統営市の失業率も過去最高の6.2%となり、前年比2.5ポイント上昇した。雇用率は7.4ポイントも落ちた51.3%で、全国の市・郡で最も低かった。経済活動人口のうち働いている人はほぼ半分ということだ。 (中略)

統計庁のビン・ヒョンジュン雇用統計課長は「統営は城東(ソンドン)造船をはじめとする中堅造船業界が休業状態であり、巨済は大宇造船海洋・サムスン重工業の協力会社の人員削減で失業率が高まった」と説明した。
(引用ここまで)

 BSIが全体では74……か。
 全体的にしみじみと不況を感じているという段階かな。まだまだパニックになるほどではないけども、身動きの取れなさを感じてはいる。
 この数字は去年の2月以来の悪い数字とのことで。
 ムン・ジェイン政権が経済をどのように扱ってきたか、という成績表ともいえるでしょうね。
 外的要因もあるのでムン・ジェイン政権のせいだけかといわれたら「そうでもない」としか言えませんが。対策なんてなにひとつやっちゃいないからなぁ……。

 ちなみに中小企業の景況感指数66はちょっとしたパニックに入りはじめる段階です。
 もう不況から抜け出すのが難しいと感じ始める数字。これは最低賃金引き上げの影響も確実にあるのでしょうね。 

 さて、そんな中で造船の街として知られる統営と巨済の雇用率が50%台にまで下落。
 1997年の通貨危機からIMF管理下に置かれる前後の、韓国における未曾有の不景気の中でも船を造り続けていて不況知らずだったとされるほどの街でした。
 サムスン重工と大宇造船海洋のある巨済島と、現代重工の蔚山だけはIMF管理下に置かれた韓国が別世界のように見えていたとのことですよ。
 ですが、今回の不況では造船街がさらに不況の闇が濃い場所になってしまっているのですね。

 というような状況であるにも関わらず、現代重工業労組はストライキをしており、大宇造船海洋も同様。
 まあ、ムン・ジェイン政権下では労組にあらずんば人に非ずみたいな状況であるから当然なのか。