対北制裁:国連軍司令部、南北鉄道事業に「待った」(朝鮮日報)
米韓軍事演習の再開示唆=国防長官「中止予定なし」(時事通信)

 北朝鮮産の石炭密輸にしても、開城工業団地の南北連絡事務所設置にしても、アメリカにとってなんらかの形でアクセスできるものではなかったのですよ。
 事後に「制裁違反である」ということはできたでしょうけども。
 実際、これらがどのようにアメリカから扱われるかは不明です。韓国政府は「制裁違反ではない」と繰り返すだけ。

 それらに比べて、南北鉄道事業の接続や運行に関してなら軍事境界線をまたぐ話なので国連軍を通して反対することができるということでしょう。
 韓国側としては制裁違反を繰り返してなし崩しに「これは民族の問題である」というように持っていく腹づもりだったのでしょうね。北側が何度もそう言って共同事業を進展させようとしているのに従って。

 今回の国連軍からの不許可通達、そして米韓合同軍事演習の再開は、そうはさせないというアメリカの意向の表明であるということです。
 9月に南北首脳会談をやるからといって、なんでもフリーパスで通させると思ったら大間違いだぞと。

 軍事演習再開についてはトランプ大統領がTwitterで否定するコメントを出してますが、再開に言及するだけでも圧力になるってものです。
 そもそも軍事演習中止は「北朝鮮側が(非核化のための)対話の条件として持ち出してきた」のですから。
 再開に言及するということは、対話を終わらせる準備があるという話に他ならないのです。
 ここのところ米朝対話、非核化に関して停滞していましたが、この1週間くらいでまた事態が動きつつあります。共和党の中間選挙後を見据えているように感じますね。