早朝マンションの駐車場6m下に「バン!」... 200人避難(東亞日報・朝鮮語)
31日午前4時38分頃、ソウル衿川区加山洞のマンション前の道路に大型シンクホールができて、住民200人余りが緊急避難した。住民は「十日前にすでに地盤沈下が懸念されるという苦情を出したにも衿で何の措置がなかった」と指摘した。

消防当局によると、このマンションの向かいで行われているオフィス新築工事現場の間の道路に横30m、縦10m、深さ6mの長方形シンクホールが発生した。この事故でマンションの前に駐車場されていた乗用車4台の前輪がシンクホールに向かって落ち、牽引された。マンションの花壇はシンクホールに向かって吹き飛ばされ、樹木と街灯は倒れた。

消防当局はこの日午前5時44分頃からシンクホールに最も近いマンション棟の住民を避難させた。76世帯(176人)が居住するマンションから東からわずか10mほど離れてたところにシンクホールは空いている。
(引用ここまで)

 「水爆弾」と呼ばれる豪雨で地盤が緩んだところに工事があって、一気に土壌が崩れ落ちたとのこと。
 横30メートル、縦10メートル、深さ6メートル。……もうそこに25メートルプールとか作っちゃえばいいんじゃないですかね。3レーンくらいの。
 福岡でも先月末に水害の余波で小さな陥没が2件ほどあったそうですが。
 韓国のそれはちょっとスケールが違ってました。

 5度ほどマンションが傾いたという話もあったのですが。これは虚偽報告ではないかとのこと。

道路陥没でマンションが傾き150人が避難=韓国ソウル(中央日報)

 画像を見るとマンションは20階建て前後。

ソウルシンクホール180831

 画像はリンク先からのもの。
 陥没した駐車場が分かりにくいへっぽこドローン画像ですが、左が工事中で右がマンションであるということがよく分かりますね。見える範囲では傾きはないように見えます。

 5度も傾けば最上階では数メートルほどの傾きが出ているはずなので、目視でも分かるはずですがそんな画像はひとつもありませんでした。
 ちなみにピサの斜塔はかつて傾斜5.5度ほどでしたが、いまは4度弱に矯正されているとのこと。それでもあれだけ傾いているのが分かるのですよ。
 傾いた建物の画像がないということは、まあ住民あたりが「5度も傾いた!」くらいに騒いだというオチかな。

 韓国では水道の老朽化が原因でさまざまな場所で漏水しており、冬の間はそれが凍っているので耐えていたものが春の訪れと共に緩んで土壌が落ちこんで陥没するという事故が多発します。
 いわば春の風物詩ですね。韓国に俳句があったら「道路陥没」は春の季語になっていたことでしょう。
 同様に工事で振動があると液状化が一気に進んで陥没するわけですね。

 以前のカップルがすっぽりと落ちた事故も近くで工事が行われていた場所でした。
 今回も同様のメカニズムで大規模陥没が起きた、ということですね。住民側は「10日ほど前から区に苦情を入れていたのに」と言っていますが……まあそれが本当かどうかも含めて不明。
 道路陥没と住民の大げさな話、どちらも韓国にはありがちな風景ですね。

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