足踏みしたままの韓日漁業協定...「ロシアなどの代替漁場開発に活路掘削」(ヘラルド経済・朝鮮語)
韓日漁業協定が両国間の鋭い意見で3年目漂流しつつ、大型巻き網漁船を中心に産業界の経営難が加重されている。このような中で事態を打開するために、ロシアなど海外の代替漁場を開発することで産業界の活路を模索しなければならないという声が高まっている。

水協は最近、海洋水産部に海外の代替漁場開発の積極的な政府支援を要請する建議文を送った。水産協同組合の関係者は「韓日漁業協定のみ依存したことで産業界の困難が大きくなった理由で、現状はお手上げ」として「隣接ロシアの漁場を中心に代替漁場を確保して漁場を多様化する必要性がある」と提案書の背景を説明した。

海洋水産部は今年6月から来年6月まで「2018年度」に適用できる韓日漁業交渉妥結を目指し、4月から日本側と複数回協議したが、意見の相違が狭まらない状況である。日韓両国は日韓漁業協定に基づいて、毎年相手国の排他的経済水域( EEZ)で操業してきた。しかし、2015年の協定終了後、交渉が難航したままで3年もの間、互いのEEZでの操業ができないのが現状である。 (中略)

このような水協の構想にロシア側も肯定的な反応を見せている。特に、ロシア側は南クリル水域でサバとイワシが過度に分布し、他の魚種の生息を妨害する状況だ。これを適量漁獲する自国漁船が不足しており、韓国巻き網漁船が当該海域に進出することに大きな関心を見せること伝えられている。
(引用ここまで)

 日韓漁業協定がまったくまとまる様子がないので、釜山あたりの漁師らはロシアの南サハリンでの操業を考えているそうですよ。
 今年になってからの経過を貼っておきましょうかね。

4月 釜山の漁民が「日韓漁業協定を妥結してくれ!」と叫ぶ → その傍らで釜山総領事館に「強制徴用労働者像」を設置しようとの動きも……
4月 韓国政府が「日韓漁業協定を締結しないのなら『決断』を下す」と強硬姿勢……韓国になにができるのやら
5月 韓国大統領府「日韓首脳会談で漁業協定妥結についてムン大統領から提案し、安倍も了承した」→嘘でした
7月 日韓漁業協定が2年に渡って締結されず→釜山の水産業界が悲鳴、ついに倒産まで……恨むなら慰安婦像を恨みなさい
8月 韓国海洋水産部長官「日韓漁業協定は妥結の糸口すら見つけられずにいる……なんとかしたいのだが」……なお釜山の水産業者は倒産続出の模様
8月 日韓漁業協定、今年も期日までに妥結できず……韓国側からは「劇的妥結の可能性もあるはず」との声

 延々と「交渉」そのものはしているようですけどね。  日本で操業できないから、ロシアで操業……。
 いいじゃないですか?
 ただまあ、日本の海保と違ってロシアの警備艇は厳しいですからね。
 2006年に根室の漁船が銃撃されて1人が死亡しています。
 一昨年には北朝鮮の漁船もロシア海域に進入して、警備艇に停戦命令を受けた際に北朝鮮漁師が反撃したところを銃撃されて1人死亡、8人負傷という事件まで起きています。
 ……まあ、これはなりふり構わない北朝鮮側漁師の問題でしょうが。

 さらにこれまでの「領海のちょっと外側」だった日本側EEZとは大きくかけ離れた場所。
 これまでと比べたら燃料等の経費もバカにならないでしょうね。
 まあ、それでも日韓漁業協定が折り合わずに決裂している以上、どうしようもないのですけど。
 これまで韓国側の漁民の認識としては、なにがあっても日本側EEZで漁ができるという腹づもりだったのでしょう。
 どんなものであってもそのまま継続し続けるなんてことはない、ということですね。
 他山の石としなくちゃなぁ……。