ムン・ジェイン特使仲裁案「非核化の初期措置を約束すれば終戦宣言」(中央日報・朝鮮語)
ムン・ジェイン政府が朝米間の非核化交渉膠着局面を打開するために「先に終戦宣言を採用し、その後に非核化措置の履行」との仲裁案を積極的に推進することにした。5日に平壌を訪問する対北特使団は、このような条件を造成するため、キム・ジョンウン北朝鮮国務委員長からの核施設申告などの非核化の初期措置の「口頭の約束」を受け取るため注力する見通しだ。

ソウルとワシントンにある複数の外交消息筋は3日、「金委員長が、具体的な期限を定めて非核化初期段階の措置を約束する場合、3者または4者首脳が参加する終戦宣言をしようという韓国の仲裁案に、最近、米国でも肯定的な立場であることを知っている」と述べた。韓国の仲裁案を米国が受け入れる形ということだ。これまで終戦宣言より、北朝鮮の実質的な非核化措置が先にという立場を維持してきた米国としては一種の譲歩をしたものと見ることができる。

対北朝鮮特使団が平壌に持って行くのも、この仲裁案であると伝えられた。キム委員長の非核化初期段階の措置口約束→平壌で南北首脳会談の開催(9月中旬)→3者または4者間による終戦宣言(9月下旬の国連総会)→北朝鮮の非核化の初期措置の履行が主な骨子だ。 (中略)

政府は、このような新しい内容の「ビッグディール」を仲介すると同時に終戦宣言に一度署名すると不可逆的ではないかとの米国内の懸念を解消するために、具体的な終戦宣言文案の内部の議論も進めている。米国は終戦宣言をした場合、韓半島連合防衛態勢だけでなく、インド・太平洋地域における中国抑制策等の軍事力の維持に否定的な影響を与える可能性があることを懸念してきた。

政府の勝負が受け入れられるれるまだ未知数だ。訪朝特使団のキム委員長の会談と政府の対北朝鮮提案受け入れの両方が、金総書記の「決断」にかかっているからだ。 (中略)

一部では、金委員長が仲裁案を受け入れる口頭の約束をしても、米国政府内外の反応が2次難題との見通しも提起される。米国内ではポンペイオ長官の、7月3回の訪朝後、北朝鮮の非核化の意志の懐疑論が大幅に大きくなった状況である。
(引用ここまで)

 今日、韓国政府の特使団が北朝鮮を訪問しています。  特使団が親書を携えているとのことで、その中身がどんなもんかというのを調べていたのですがこの記事に行き当たりました。
 親書の中身は「まずは終戦宣言を行い、その後に非核化措置を行う」という措置を受け入れてほしいというものだそうです。
 この記事は4日のもの。
 まあ……特使がそういった親書を持っていったというのは実際なんだろうな、とは感じます。

 先日、ムン・ジェイン政権の外交メンターであるムン・ジョンインが先日「アメリカは終戦宣言を受け入れるべき。撤回してもかまわないから」という呼びかけがありました。
 ついで、「核施設リストを提供すれば、それと同時に終戦宣言を出す」という中身もある、ということをムン・ジョンインが暴露しています。

「核リストを発表宣言だけでも終戦宣言」(MBC・朝鮮語)

 ただ、これらの中身をアメリカが了承したものであるかどうかは不明。
 というか、この提案は韓国が勝手に持ち出している者じゃないかという気がしますね。
 で、キム・ジョンウンからの了承を得れたら「もうキム委員長もこの条件で納得しているのだから、これでやってもらわなければ困る」という韓国流交渉術でアメリカに話を持っていくのでしょう。

 以前、「韓国は北朝鮮の非核化に頭を突っこんでくるな」(要旨)って言われたことを忘れているっぽいなぁ……。
 まあ、現在のシチュエーションの中、「ムン・ジェインの仲介者としての役割はさらに大きくなった」とかいう自己評価だったので、臆面もなくやるんでしょうね。

口約束
乃木坂46
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2016/5/24