平壌で夕食会、出席者は文大統領特使団5人だけ(朝鮮日報)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮に派遣した特使団5人は5日に平壌で昼食会と夕食会に出席したが、その場に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は姿を現さなかった。韓国大統領府が6日に明らかにした。しかも夕食会は大統領府の当初の説明とは異なり、特使団だけで食事をし、その後は直ちに韓国に帰還したという。

 韓国大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官によると、特使団は5日午前10時30分から昼12時を過ぎた頃に金正恩氏と面会した後、高麗ホテルで金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長ら北朝鮮関係者5人と昼食を共にした。続いて午後3時から3回目の南北首脳会談に向けた協議が始まった。金報道官は「それが長引いたため、北朝鮮側が準備した夕食を5人の特使団だけで取ってから帰還した」と説明した。
(引用ここまで)

 5人の特使はキム・ジョンウンとはほんの一瞬面会しただけ。
 あとはキム・ヨンチョル(天安艦撃沈を指示したとされる)、リ・ソングォン等の高官らと実務的な協議をしただけ。
 で、それが長引いたので夕食をいただいてきた。特使の5人だけで。
 ……なんじゃそりゃ。

 日朝交渉時、小泉首相や安倍官房副長官らはおにぎりを持参して北朝鮮からの昼食の招きに応じなかったとのことでした。
 北朝鮮が交渉で応じられない条件を出してくるようであれば、踵を返して帰国することも辞さない覚悟だったとの話です。
 その結果として「拉致被害者認定」を勝ち取ることができたわけです。
 田中均あたりの言葉に流されていたらこうはできなかったでしょうね。

 逆に見れば、韓国側特使は今回の北朝鮮訪問に満足した、ということなのでしょう。
 北朝鮮核問題についての実質的な成果ゼロ。決められたのは次回の南北首脳会談を平壌で2泊して行うということだけ。
 それでも韓国側としては大成果であったという認識でなければ、夕食をごちそうになることなどできない。
 それもその場でなにか追加協議をするというわけでもなく、自分たちだけで食事してそのまま帰国してきた。
 「交渉はすべてうまくいった」という認識でなければこうはできないでしょう。
 前回の特使団も親書すら託されずに「キム・ジョンウンのお言葉を全員でメモする」という失態をやらかしてきましたが、今回も似たようなものですね。
 序列的には完全に北朝鮮>>>>韓国って感じですわ。

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