サムスントップらも随行=経済協力協議か−韓国大統領訪朝(時事通信)
韓国の文在寅大統領の18日からの北朝鮮訪問に、サムスングループの経営トップ、サムスン電子の李在鎔副会長をはじめとする財閥幹部らが随行する。韓国大統領府が16日、発表した。経済担当の北朝鮮の李竜男副首相と会談する予定で、非核化進展に伴う制裁の緩和・解除を視野に、経済協力活性化策を話し合うとみられる。
 同行するのは、李副会長のほか、SKグループの崔泰源会長、現代自動車の金容煥副会長、LGグループの具光謨会長、ポスコの崔正友会長。また、南北協力事業を手掛けていた現代グループの玄貞恩会長、閉鎖中の北朝鮮南西部・開城工業団地に進出している企業協会の申漢竜会長も訪朝団に含まれる。
(引用ここまで)

 サムスン電子の実質的な総帥であるイ・ジェヨンが南北会談に同行決定。

 無罪確定。

 水面下で取引があったのは間違いないでしょうね。
 パク・クネへの高裁判決での矛盾は脅しの材料として使われた、と考えるべきだったということでしょう。
 無罪か執行猶予つきの判決にして業務はそのままさせるから、北朝鮮訪問に同行して華々しい成果の一端となれって感じかな。

 サムスン電子副会長の他、SK、LGはそれぞれトップが同行。ヒュンダイ自動車はナンバー2の副会長。ポスコは会長を派遣。
 財界重鎮のほぼすべてが同行するといっても過言ではないですね。
 財閥嫌いのムン・ジェインですが、それなのに財閥会長らを同行させる。
 なんとしてでも北朝鮮を経済的に援助するし、金はこいつらに出させますよという決意表明でもあるわけです。

 あ、この一覧で面白いことに気がつきました。10大財閥(2016年実績)のうち、6位までを羅列しますね。

1位 サムスングループ
2位 ヒュンダイ自動車
3位 SKグループ
4位 LGグループ
5位 ロッテ
6位 ポスコ

 6位までで重鎮を派遣していないのがロッテだけ。
 現在、会長であるシン・ドンビンは地裁で実刑判決を受けて収監されているので同行できなくて当然でしょうが。
 それをいうならイ・ジェヨンだって被告人であるという立場に変わりはないはずなのですよね。
 なるほど、シン・ドンビンは高裁でも実刑判決になりそうです。
 ロッテはムン・ジェインが憎んでいるといっても過言ではないイ・ミョンバク政権と昵懇であったことを考えても、これからは落ちていくだけなのだろうなぁ……。

 その他、政界からは共に民主党の党代表、さらには左派政党の正義党、民主平和党の党首も同行。
 ついでに次期大統領と目されているパク・ウォンスン現ソウル市長まで同行。
 オール韓国といっても過言ではありませんね。
 ちなみに保守政党の自由韓国党、正しい未来党代表は同行を呼びかけられたものの拒絶。まあ同行したところで針のむしろに座らされているようなものでしょうから、拒絶して正解でしょう。

 いやぁ、制裁破りする気満々ですね。
 がんばれ、ムン・ジェイン。セカンダリーボイコットなんて恐れるな!

北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録―
古川勝久
新潮社
2017/12/22