韓経:「年俸半額」光州の自動車工場実験、座礁の危機=韓国(中央日報)
光州(クァンジュ)広域市と現代(ヒョンデ)自動車が推進してきた「半額賃金工場」の実験が労働界の反発により事実上水泡に帰す危機に置かれた。全国民主労働組合総連盟に続き韓国労働組合総連盟(韓国労総)も光州型雇用事業に参加しないことにしたためだ。 

  韓国労総光州本部は19日に光州市議会で記者会見し、光州型雇用事業に参加しないと明らかにした。韓国労総は「光州市民をすべての非正規職にも満たない仕事場に追いやり最低賃金に苦しませようとする光州市の投資交渉議論には参加しない。光州型雇用を歪曲し変節させた光州市の投資交渉を糾弾する」と主張した。 

  光州市は労働界の一方的不参加宣言に遺憾を表明した。市関係者は「光州型雇用事業を推進するための交渉は続くだろう」とした上で、「今後労働界の意見を事業推進過程に反映したい」と話した。 

 だが最も重要な賃金をめぐり労働界と光州市、現代自動車の溝を埋めることはできなかった。現代自動車は当初3000万ウォン台の年俸を検討したが、労働界は4000万ウォン以上でなければならないと主張した。光州市が双方の意見差を調整できず溝だけが深まったという。最近では光州市と現代自動車の交渉過程で当初年俸より賃金をさらに低くする案が議論されたことがわかり労働界の反発が大きくなったという。業界関係者は「年俸を4000万ウォンで策定する場合、手当てなどを加えた実際の年俸は5000万ウォン水準まで高まり当初の趣旨に外れる工場になりかねない」と話した。 

  業界では二大労総が不参加を宣言したことで光州型雇用実験は事実上失敗に終わったという分析が出ている。2大労総の参加なくして賃金半額の自動車工場を設立し運営するのは事実上不可能なためだ。すでに韓国の自動車生産台数が飽和状態の上に作業量の減少を懸念した現代自動車労組が反発している点も否定的要因に挙げられる。 
(引用ここまで)

 うん、知ってた。
 労働組合側も「労働貴族」と揶揄されるくらいに賃金を高めてきたのですよ。
 韓国社会からどれほど嫌われようとも、労働運動としては大成功の部類に入るのは間違いない。なにしろ、一般的な工場労働者ですらコミコミで収入は800〜1000万円というレベル。
 生産性は世界でも最低レベルですけどね。
 工場労働者なのに作業中にスマホいじってくっちゃべっていられるという労働環境ですから。

 そのおかげというべきか、韓国国内では自動車組立工場はこの21年というもの建設されていません。
 そして、韓国内でもっとも新しい工場が韓国GMによって閉鎖された群山工場だったのだから救われないというべきか。
 というわけで、すでに入社できている労働者以外は雇用されないのをなんとかしようというのが、この光州市による給料半額自動車工場になる予定だったのですが。

 当初から「労働組合から協力が得られるわけがない」「むしろ潰しにくるはず」という話を楽韓Webではしていましたね。
 二大ナショナルセンターが協力を拒否。
 さらにヒュンダイ自動車の労組からも反対意見が出されていうということで、事実上終了したと見るべきでしょう。
 ヒュンダイ自動車の工場労働者からすれば、本来は彼らの働きは半額にすべきものだっていわれているようなものですからね。
 反対するのも当然といえば当然。
 一応、光州市はまだあきらめずに動いているということですが。
 まあ、無理でしょうね。