米、「瀬取り」支援で制裁辞さず=対北朝鮮圧力維持を要請(AFPBB)
カナダが再び参加 「瀬取り」監視(日経新聞)
米国務省のナウアート報道官は22日、国連加盟各国に対し、洋上で物資を積み替える「瀬取り」で北朝鮮に石油精製品が違法に渡るのを阻止するよう求める声明を発表した。瀬取りを支援する個人や団体、船舶を対象に制裁も辞さないと警告した。(中略)

ナウアート氏は、北朝鮮が瀬取りで安保理決議に基づく制裁をかいくぐろうとしていると指摘。「国際社会は、北朝鮮が非核化するまで安保理決議を履行し続けなければならない」と訴えた。
(引用ここまで)
外務省は22日、北朝鮮による「瀬取り」を阻止するため、在日米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)を拠点とした航空機での警戒監視活動にカナダが再び参加すると発表した。同国が加わるのは4月以来。

警戒監視活動は日米が恒常的に実施中。オーストラリアとニュージーランドも期間を決めて活動に参加している。
(引用ここまで)

 アメリカ国務省が「北朝鮮船舶による瀬取りは許さない」と宣言。
 わざわざこのタイミングで、というのが分かりやすいですね。
 ムン・ジェインが渡米し、米韓首脳会談が行われる直前。
 5月に報じられたタンカーによる関与だけではなく、おまえらの石炭密輸も分かっているんだぞ、という警告でしょう。

 さらにカナダが再度、北朝鮮の瀬取りの監視活動に参加。
 こちらは国際的な制裁を緩めるつもりはない、という警告になるわけですね。
 去年、北朝鮮の成長率を大きく落とすことに成功した制裁の包囲網を崩すつもりはないし、崩したところにはセカンダリーボイコットを適用するぞと。
 もちろん、板門店宣言やピョンヤン宣言で提唱された南北鉄道接続についても監視しているでしょうし、アメリカ側の「閉鎖の決定を支持する」としていた開城工業団地再開への態度が変化しているとも思えません。

 アメリカとIAEAが査察に入る非核化が先であり、経済支援も終戦宣言もその後にくるものだとするアメリカ側の態度を米韓首脳会談でなんとかしようと考えていたのでしょうが。
 完全に先手を打たれていますね。