議論したが発表できなかったアメリカの「相応の措置」……状況の評価はどのよう異なっているのか(聯合ニュース・朝鮮語)
大統領府の関係者は24日(現地時間)、現地プレスセンターで記者たちに会って「北朝鮮が要求した(非核化関連)アメリカによる相当な措置を韓米首脳は議論したのか」という問いに「そう理解してもらっていい」と答えた。
しかし、この関係者は「相応の措置」と関連した議論が具体的にどのようにどの程度まで進展したのかについては言葉を濁した。
北朝鮮が要求する代表的な対応措置を挙げるなら、終戦宣言と制裁緩和であろうと想定できる。
そのどちらについても米国が慎重であるとするなら、その理由は北朝鮮の非核化措置が具体的でなかったと判断したという可能性が大だ。
ムン大統領が南北首脳会談の成果を説明しながら北朝鮮による非核化の意志を保証したとしても、終戦宣言の条件に核申告を求めてきた米国が「核施設を廃棄する」という北朝鮮の立場を「言葉だけ」であると見做して非核化の行動ではないと受け止めたということだ。 (中略)

大統領府の関係者は、韓米首脳が会談で対北制裁緩和の問題を議論したが、新しいアプローチや他の方式の制裁は議論されてはいないと説明した。
大統領府はムン大統領の出国前に韓米首脳会談と国連総会などで対北制裁緩和の問題を提起するという意向を明らかにしていた。
青瓦台関係者は21日、記者たちに会って「『制裁のための制裁』ではなく『非核化を実現するための制裁』であるべきだ」とし「非核化の具体的な措置が実現されて、南北関係の障害ともなっている対北制裁に肯定的な影響があればいい」と述べた。
(引用ここまで)

 トランプ大統領とムン・ジェイン大統領による米韓首脳会談が開催されまして。
 会談時間は85分だったそうです。
 通訳を介していたとしても40分以上は中身があったということになりますか。
 実質10分間で終わった5月の米韓首脳会談に比べればだいぶマシってとこかな。
 というか今回は「話し合う必要」があったというべきですかね。
 ちなみに日米首脳会談は2時間半ほどかかっていたとのことですが、まあそれは見なかったことにしておけばよいでしょう。

 んで、北朝鮮からは南北首脳会談におけるピョンヤン宣言で「アメリカから『相応の措置』があれば、非核化について追加措置を出す」といった実質ゼロ回答があったわけですが。
 ムン・ジェインからはトランプに対して「北朝鮮はこういっている」という話は当然出たのでしょう。
 記事の「大統領府高官」もそのように語っています。
 だけども、「相応の措置」とやらをもらえたかどうかについては言及せず。
 もちろんのこと、アメリカからもゼロ回答だったのでしょう。

 ま、当然といえば当然で。
 事前にピョンヤン宣言に対してポンペオ国務長官からは「IAEAとアメリカが査察したら考えるわ」っていう牽制や、米韓首脳会談前日に国務省から「国際社会は瀬取りを許さない」という声明があったくらいですから。

 どちらかといえば、アメリカから「おまえらのピョンヤン宣言とか評価ゼロだから」って言い渡されたって感じですかね。
 大まかに米韓FTA改定と為替介入に時間を割いたってところでしょうかね。
 あとで扱いますが、南北鉄道の接続にアメリカ側から「制裁違反だ」という警告がきているそうで。
 今回も韓国の……というか、ムン・ジェインの望む「非核化の認定」はしてもらえなかったというオチですね。
 最初からこうなるだろうと分かりきったオチではあるのですが。
 まあ、その過程を楽しめてはいるからよい……のかな。