文氏国連演説、非核化と慰安婦に言及も北の人権問題には触れず(朝鮮日報)
北朝鮮人権特別報告官「板門店宣言に人権問題への言及がない」 (朝鮮日報)
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で行われた国連総会の一般討論演説で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が示した「非核化の意志」を強調した上で、米国と国際社会がこれに応えるよう訴えた。文大統領は国際社会の答えとして「終戦宣言」を強調したが、国連による対北朝鮮制裁の解除については求めなかった。 (中略)

 文大統領は韓国の役割を強調する中で、人権問題も取り上げた。文大統領は今年が世界人権宣言70周年であることに触れ「人権のために不当な権力に立ち向かったことのある人なら、誰もが人権宣言の最初の条項を胸に刻んでいるだろう」と述べた。文大統領は韓国政府の性平等政策や、旧日本軍の慰安婦問題を含む紛争地域の性暴力問題の解決を訴えたが、北朝鮮の人権問題については触れなかった。国連は2004年から北朝鮮の人権問題を担当する特別報告者を設置し、対北朝鮮人権決議を毎年採択している。文大統領は平壌での首脳会談の期間中、北朝鮮のマスゲーム「輝く祖国」を観覧したが、この体操も児童に対する人権侵害だと指摘され続けている。
(引用ここまで)
 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、キンタナ氏は19日「北朝鮮の人権問題に関する報告書」を提出し、その中で「板門店宣言(4月27日)と米朝による共同宣言(6月12日)のどこにも人権問題への言及がなかったのは遺憾」と指摘した。その上でキンタナ氏は「平和、安全保障、非核化などの議題の中で、(北朝鮮の)人権問題が取り上げられることを強く希望する」「人権問題に関する議論は、持続可能かつ包括的な平和交渉を保証する道筋であり、交渉の障害にはならないと確信する」などとも訴えた。
(引用ここまで)

 そもそもムン・ジェインは大統領就任以来、脱北者に一切面会していません
 北朝鮮の人権弾圧の象徴でもある彼らに会うことは、ムン・ジェインの中で育まれている「素晴らしい北朝鮮」との整合性がとれなくなるのでしょうね。
 もし、脱北者との面会の際に「不規則発言」でもされようものなら、一気に自分が不利な立場に追い込まれることを理解しているのでしょう。
 FOXニュースが言うように「脱北者を弾圧している」とまでは行かないにしても、ないがしろにしているのは間違いないでしょうね。
 実際、北朝鮮へビラを撒く運動については阻止しているほどですから。
 できることなら脱北者の受け入れすらしたくはないはずです。

 「ムン・ジェインは北朝鮮の報道官」と揶揄されるのはこういうところ。
 国連演説でも「ミサイル発射台を破棄した」「核実験場も破棄した。もはや未来への非核化は完璧だ」とか北朝鮮側の言い分を全肯定しかしない。
 移動発射台もあるし、既存の核弾頭はどうするんだって話にしかならないのにね。
 なんというか卑怯者であるという感触しかないのですよ。

卑怯者の流儀 (徳間文庫)
深町秋生
徳間書店
2018/1/9