ラオスダム決壊から2カ月 テント暮らし続く被災者(朝日新聞)
 ラオス政府によると、9月末の段階で、31人が死亡、34人が行方不明。約1万7千人が被害を受け、被害額は約4兆3500億キープ(約577億円)に上るという。

 9月24日、最も被害の大きかったアッタプー県南部サナムサイのヒンラー村を訪れると、ぐしゃりとつぶれた家や骨組みだけの建物が次々と現れた。高さ数メートルある木が何百本も同じ方向に倒れ、当時の水流の激しさを示していた。家ごと流されて更地になった場所もあるという。

 ヒンラー村に住んでいた約660人は高台の別の村に移り、日本の国際協力機構(JICA)などが支援したテントで暮らす。日中は温度が上昇するテント内での生活に苦しむ人たちも多い。現在、ダム事業に出資した韓国のSK建設が、仮設住宅を建設中だ。
(引用ここまで)

 洪水後のラオスのレポート。
 以下は有料版情報なのでザックリと。

・1日ひとり5000キープ(66円)が国際機関の支援で渡されている。
・ラオス政府は特別予算を編成できない。
・民間主導の工事の事故なので「自然災害と異なり、責任の所在がはっきりするまで国際機関は支援できない」
・政府は8月に原因究明のための調査団を結成。半年ほどかかる模様。

 「自然災害なので責任の所在が分かるまで国際機関は手が出せない」のに、SK建設が仮設住宅を作っている不思議。
 まあ、最低限のことはやってもらわないと、ということでもあるのでしょう。

 それにしても、死者31人、行方不明34人……か。
 どうしてもラオス政府の忖度があるのではないかと気になります。
 ニューヨークタイムズのレポートでは被害に遭った村には650人の住民がいたのに、65人の所在しか確認できていないのに「公式には行方不明者は10人だ」となっていたとされています。
 もうここまでくると韓国云々ではなく途上国の闇である部分も関わってくるのでなんともいえないのですけどね。

 ちなみにラオスの国家予算は35.5億ドル。GDPは125億ドル。
 その国に5億ドルの被害総額がきたって。
 単純計算は難しいですが、日本で言えば13兆円クラスの被害があったということですわ。ラオスにとっては東日本大震災クラスの災害にあったのと同じということですよ……。

どんな災害でもネコといっしょ〜ペットと防災ハンドブック〜
徳田竜之介
小学館
2018/3/31