日経「ポンペオ氏、韓国外交長官に『いったい何を考えているのか』激怒」(中央日報)
南北共演、極まる核危機(日経新聞)
先週、耳を疑うような発言が、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相から飛び出した。

核施設や核兵器のリストの提示は当面、求めない。北朝鮮が寧辺(ニョンビョン)の核施設などを解体すれば、見返りに終戦宣言に応じる――。

彼女は10月3日、米ワシントン・ポスト紙の取材でこんな提案を唱えた。北朝鮮の意にほぼ、沿った案だ。これは、すべての核施設・兵器をまず申告させるという、日米の基本路線に逆行する。 (中略)

舞台裏では最近、南北融和に走る韓国に、ポンペオ国務長官が激怒する騒ぎもあった。「いったい、何を考えているのか」。彼は9月下旬の電話で、康外相をこう難詰したという。

原因は、先月18〜19日の南北首脳会談で交わされた軍事分野合意文書にあった。米軍として到底、受け入れられない内容であるばかりか、韓国側から事前に詳しい説明や協議がなかったのだという。

とりわけ米側が怒っているのが、南北境界線の上空を飛行禁止区域にしてしまったことだ。米韓両軍はこの上空に頻繁に偵察機などを飛ばし、北朝鮮軍を見張っている。それが封じられたら、目隠しされたにひとしい。

さらに軍事分野合意文書は、米韓軍事演習を大きく制限する項目も含まれている。米議会関係者からも「韓国はもはや、在韓米軍はいなくなってもよいと思っているのでは」との声が聞かれる。 (中略)

では、韓国はなぜ、まるで北朝鮮と共演するような動きに出ているのか。韓国専門家らによると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はただの人気取りではなく、本当に正しい道だと確信し、南北の先行融和路線を走っている。韓国にとって最優先は非核化よりも、朝鮮半島での戦争を防ぐことにあるからだ。 (中略)

それでも長い目でみれば、融和先行路線は韓国にも危険な道だ。このままなら北朝鮮は核兵器をため込み、在韓米軍の機能も下がる。日米の安全保障専門家は将来、北朝鮮が武力統一に動く余地を与えてしまうと心配する。
(引用ここまで・太字引用者)

 ムン・ジョンインは「撤回してもいいから1回終戦宣言してみよう」と言い出し。
 ムン・ジェインはそれに倣ってFOXニュースで「とりあえず1回やってみればいい」と語る。
 さらにカン・ギョンファはワシントンポスト紙に「核施設を解体したら終戦宣言だ」と語ると。

 韓国政府はあくまでも年内に終戦宣言をして、北を救済しようという方向性なのですね。
 ピョンヤン宣言の中にも「南北の終戦を急ぐ」というような一文があって、板門店宣言の「今年で終戦宣言」という一文に続いてアメリカから怒りを買っているっていう状況。
 というわけで、ポンペオ国務長官からカン・ギョンファ外交部長官が叱責されたとの話。

 もちろん、アメリカが韓国の意向に付きあう必要性なんかないわけで。
 以前から「怒られろ」くらいに思っていたのですが、ホントに怒られているとは。
 非核化よりも南北の安定化を優先。
 韓国の立場ならそうなんだろうけど。
 長年、核開発を放置してきた結果として、こうやって世界から糾弾されているわけで。

 北朝鮮の「もっとも近い国」として、非核化を優先してもよいと思うのですけどね。
 「北朝鮮のことしか考えていない」とすら評価されているムン・ジェインには無理か。