日本メディア「ポンペオ氏、韓国外相に激怒」、韓国外交部は否定(朝鮮日報)
この報道について、韓国外交部は同日「ポンペオ長官が激怒したというのは事実ではない」と否定。また「韓国政府は、南北軍事会談など軍事分野の合意書締結に関する全ての過程で米国側と緊密に協議してきた」と反論した。

 しかし、外交部による釈明は、当時の米国側のムードと相反するものだ。南北首脳会談の数日後、新任のエイブラムス在韓米軍司令官(指名者)は、米上院軍事委員会の指名承認公聴会で「DMZ内の全ての活動は国連軍司令部の所管」と述べていた。これは、南北軍事合意に対する不満の表明と解釈された。エイブラムス氏は公聴会で「彼ら(南北)が対話を続けることはできる」としながらも「全てのことは国連軍司令部によって仲裁、審査、査察、履行されるべき」と強調した。韓国外交部の内部事情に詳しい消息筋は「韓米政府間で事前に調整された問題であれば、このような反応は出なかったはずだ」と指摘した。
(引用ここまで)

 ま、外交部の公式としての反応はこう言うしかないでしょうね。
 まさか自分たちの南北首脳会談の結果として、アメリカから怒られたっていうわけにもいかないでしょうし。
 実際には南北鉄道接続で「それやったら制裁違反な」って言われていたし、国連軍(という名のアメリカ軍)からテストすら拒絶されていた。
 事前に「緊密に協力」してきたのだったら、こんな事態になっているわけがない。
 これらの文脈で見ると、ポンペオ長官がピョンヤン宣言に激怒したというのも自然なこと。

 昨日の日経に「ムン・ジェインは『本当に正しい道だと信じて、南北融和を行っている』ようだ」という一文がありましたが。
 それが却って北朝鮮すら危機に陥れていることに気がつくべきでしょうね。
 韓国が南北融和に乗り気で、いつでも制裁解除に乗り出したいという意向を示していることで、北朝鮮は自分たちのサラミ戦術がうまくいっていると勘違いをして、アメリカに分け前を要求するようになる。
 もちろん、アメリカはそんな気はさらさらないので拒絶して「非核化せよ」としか言わない。
 今回のポンペオ国務長官の北朝鮮訪問でも「プンゲリへの査察を認める」というだけで、実質的な成果はなにも出ていない。
 それでもムン・ジェインは狗としてバチカンに「ローマ法王の北朝鮮訪問をお願いします」と依頼しようとしている。

 南北、米韓、米朝のなにもかもが噛みあっていない。
 これが偏にムン・ジェインの「本当に正しい道」を走ることによって起きているんだよなぁ……。
 まあ、あるていどの壊滅を見るまで止まらないと思いますね。
 誰も止められないというべきか。そういう人物を大統領にしてしまったわけですからね。

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周木 律
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2018/5/25