韓国の自動車輸出、世界8位に落ちたが…最後まで争う労使(中央日報)
「文在寅政権の通商政策は失敗」 現代自労組が批判(朝鮮日報)
韓国国内の自動車製造現場がまた労使の対立で疲弊している。秋夕(チュソク、中秋)連休をきっかけに小康状態に入る可能性もあるという一部の予想も外れた。韓国自動車産業の競争力が落ちている状況で労使葛藤が火に油を注ぐという指摘が出る理由だ。 群山(クンサン)工場閉鎖問題で上半期中ずっと深刻な対立が見られた韓国GMの労使は、新設法人設立問題でまた衝突した。全国民主労働組合総連盟(民主労総)韓国GM支部(韓国GM労組)は8日、代議員選挙・幹部合同会議を開き、使用者側との「全面闘争」を宣言した。 (中略)

労使間の不信は現代車グループも同じだ。民主労総の現代・起亜車非正規職支会(非正規職支会)は先月20日から7日までソウル地方雇用労働庁を占拠して断食した。現代車が正規職労働組合でなく非正規職支会と直接交渉するよう政府が圧力を加えてほしいと要求しながらだ。 (中略)

ルノーサムスン車の労使も対立している。6月から16回も賃金団体交渉テーブルに座ったが隔たりがあまりにも大きく、先月14日から1カ月近く交渉を中断している。労働組合は4日、4年ぶりとなるストライキをするほど強硬姿勢だが、使用者側は修正案を用意していない。

世界自動車市場で韓国産自動車のシェアは減少している。韓国貿易協会国際貿易研究院によると、今年1−7月の韓国の自動車輸出額(234億2800万ドル、約2兆6550億円)は前年同期比で6.8%減少した。これを受け5位(5.6%、2013年)だった世界自動車輸出市場の順位も8位(4.6%)に落ちた。
(引用ここまで)
「米国の自動車関税爆弾が現実化すれば、韓国の自動車産業は危機を迎えることになる。文在寅(ムン・ジェイン)政権の通商交渉失敗と無責任に憤りを感じる」

現代自動車労組は4日、論評を通じ、自動車産業の危機を強調し、文在寅政権を批判した。同社労組はこれまで賃金闘争とオーナー批判に集中してきたが、今年に入ってからは自動車産業の危機を懸念し、政府を批判する論評をしばしば発表している。 (中略)

 過度な賃金要求と強硬な闘争で自ら危機を招いてきた現代自労組を巡っては、今になって危機意識を感じつつも、既得権を守ろうとしてばかりだとの批判がある。産業研究院のイ・ハング博士は「平均9000万ウォンを超える現代自の賃金は米GMよりも高い。高い生産コスト、雇用の硬直性など自動車産業の危機の主因となった労組はまず反省すべきだ」と指摘した。
(引用ここまで)

 韓国国内で生産される自動車台数というのは、ここ10年以上世界5位の座をキープし続けてきたのですよ。
 それが去年、インド(478万台)に抜かれて韓国(411万台)は6位に陥落。
 去年、5万台差しかなかったメキシコ(406万台)に抜かれて7位になるであろうというのは想定されていました。
 GMの群山工場が閉鎖されたこともあって、まあそこまではしょうがないかなと。

 ですが、去年の生産台数が284万台だったスペインにも輸出台数では追い抜かれているっていうね。
 韓国人労働者の異常なまでの高賃金がこういう状況を作り出した、というのはここ何年も専門家から指摘されています。
 ヒュンダイ自動車労組内部からも「こんなことになるのであれば労働運動なんてやるんじゃなかった」とか「もう海外工場になにひとつ敵わない」とまで自己批判のプラカードをぶら下げるような人物が出てきましたね。

 でも、ヒュンダイ自動車労組はムン・ジェインの通商政策に噛みつくようになったと。
 自らは無謬の存在であるのだから、悪は外部にいる。
 それがこれまで経営陣だったりしてきたのですが、輸出環境の悪化を見て「ムン・ジェインのせいだ!」と言い出すようになった……と。
 まあ、こうやって噛みつく相手がいる間はよいですが、それすらいなくなったらどうするんでしょうかねー。

こうしてみても豊田先生は先見の明があったってことだよなぁ……まだ擁韓側だったときの著作
韓国の挑戦 (ノン・ブック)
豊田有恒
祥伝社
1978/2/5