韓国海洋水産部長官「日本が汚染水を追加放出すればWTO上訴で有利」(中央日報)
金栄春(キム・ヨンチュン)韓国海洋水産部長官が日本の福島産水産物の輸入禁止でWTO上訴が進行中であることに関して、日本が汚染水をさらに放出すれば韓国が上訴で有利になる可能性があると11日、明らかにした。

金長官は11日、国会で開かれた農林畜産食品海洋水産委員会の国政監査で「既存8県の輸入禁止措置に日本が提訴して不利な状況」としながら「控訴期間中に汚染水がさらに放出されれば状況が変わる可能性があると期待している。事情の変更で事実関係が追加されることだから、この点を根拠に積極的に取り組みたい」と話した。
(引用ここまで)

 なぜか日本よりも韓国のほうで話題になっている感のある「福島の汚染水追加放出」問題。
 実際のところはもう一度ALPSを通してトリチウム以外の核種を除去すれば問題ないレベルになることでしょう。
 トリチウムを含んだ水の放出はどの原発もやっていることで、これを禁じたらどの国も動けなくなる。
 もちろん、韓国も含めて。

 というわけで、汚染水放出はなんら影響を及ぼしはしないでしょうね。
 WTOはちゃんと科学的背景を見るところですので。

 そもそも韓国ではこの件についてのWTOへの提訴を予想していなかったのです。
 海洋水産部長官(大臣に相当)も「この禁輸措置を行ってもWTOとは何ら関係ない」というコメントを表明していました。自分たちでは非関税障壁ではないと考えていた模様です。
 「日本は韓国を提訴しないだろう」という甘えもあったのでしょう。
 まだ「韓国が押せばその分、日本は退く」という旧来の二国間関係を信じていた、というべきか。

 なもんで、日本政府が禁輸の件でWTOに提訴した当時は「遺憾だ」だの「反発」だのしてきたものでしたが。
 提訴したのが3年前の5月、協議期間が終了した7月には正式な提訴

 楽韓Webがいうところの日韓関係が正常な二国間関係になりつつある、という象徴的な出来事のひとつといえると思います。
 WTOへの提訴以来、日韓漁業協定が締結されていないのも無関係ではないでしょうね。
 そもそも「輸入できないほどに汚染されている日本の海産物」を獲りにくるなよって話ですが。