ラオスダム崩壊、SK建設が利潤増やすために設計変更した疑い(ハンギョレ)
 7月に崩壊したラオスダムの施工会社であるSK建設が、ダムの形式などの設計変更を通じて過度な利益を得ようとした内部文書が14日、確認された。実際、今回崩壊したダムを含め、SK建設が担当した補助ダムの高さは、文書に含まれた基本設計図面より平均6.5メートルずつ低くなった。政府資金も投入された「公的開発援助」(ODA)事業だが、当時国会の予算審議を経ずに支援され、政府がSK建設に無理やり収益を与えた形になったと指摘されている。 (中略)

 利益拡大のための細部計画樹立によりダムの高さが低くなるなど、設計変更が行われた点が最も目立つ。今回のSK建設の文書に出てくる基本設計図面上、補助ダム5つの高さは10〜25メートルとなっている。しかし、SK建設が実際に施工したとキム議員室に追加提出した図面では、補助ダムの高さが3.5〜18.6メートルだった。基本設計図面より補助ダムの高さが平均6.5メートル低くなっていた。

 問題はこの事業が単なる利益だけを追求する民間事業ではなく、政府の「公的開発援助資金」が投入されたことだ。2011年、ラオス政府はダム建設のため韓国政府に借款支援を要請し、これをもとにSK建設、韓国西部発電、タイ発電会社ラチャブリ電力(RATCH)、ラオス国営会社LHSEなどが合弁会社「PNPC」を設立した。 (中略)

 SK建設の高官はハンギョレとの電話インタビューで「基本設計というのはスケッチの水準だ。それを(変更された)実際の施工図面と比較するということ自体が矛盾している」とし。「当初から収益率を15%に決めたのは事実だが、多くの予想外の理由で収益率が悪化し、実際の収益率は5〜10%の間」と説明した。一方、キム議員は「ラオスダム事故は設計まで変更し、過度に利潤を得ようとするSK建設の欲と、手続きを無視し借款を執行した前政権が生んだ総体的な人災だ」と指摘した。
(引用ここまで)

 いま、韓国では国政監査の時期でして。国会議員がさまざまな資料を企業や政府に要求して「ああでもないこうでもない」とやりあう状況なのですね。
 昼の更新でのお笑い韓国軍も国政監査の結果。
 今の時期に「韓国で国会議員が〜」とあったら国政監査による言及であると思ってもらって間違いない。
 韓国の国会議員にとっては自分たちがどれほど仕事をしているかというのが目に見えて評価される唯一と言ってもいい時期なので、ここぞとばかりに……というか、この時期しか働かないような議員も数少なくないとの話。

 さて、その国政監査でラオスのダム崩壊について取り上げられました。
 崩壊した補助ダムは基本設計から平均6.5メートルも削られた状況だったとのこと。
 ただまぁ……この議員は与党の共に民主党所属で「SK建設とパク・クネ政権が結託して法律を無視した借款を行った」という糾弾をしているので、話半分に見ておいたほうがいいかなという気がします。
 SK建設が経費削減やインセンティブほしさでやらかしている、というのは大なり小なりで間違いないところだとは思いますけどね。

 ただ、その設計変更がどれほど崩壊に影響を及ぼしたのかというのはまた別の話かなぁ……という感触があります。
 韓国企業が信じられないのは当然の話ですが。
 韓国の国会議員も信じられないというのも厳然たる事実なのですよね。特にこうやってイデオロギーの話が出ている時には。