「KF-X事業の失敗の懸念……全面修正しなければならない」(ニューシス・朝鮮語)
国会国防委員会キム・ジョンデ正義党議員は8日、「ムン・ジェイン政府は統帥権まで欺罔している現行のKF -X事業の実態調査と一緒に即座に「プランB」検討に着手しなければならない」と述べた。

それとともに「KF-X開発事業は、事業遂行の戦略不在、国内開発能力を超える過剰なROC(作戦要求性能)と国産化目標などで失敗が懸念される」とし、「大統領府主導の下、KF-X事業全般の見直しと事業成功のための戦略の再樹立が必要だ」と指摘した。

キム議員によると、戦闘機の開発事業は経済性を重視する傾向を見せているが、空軍は開発コストが2兆ウォン以上かかる双発エンジンの形状に続いて第5世代戦闘機の要素であるウエポンベイを要求している。

これと共に、コアセンサーなどの技術的な難易度の高い部品は基本設計の検討(PDR)や重要な設計検討(CDR)のステップでは、性能検証が終わらなければ次の段階に進めないはずが、検証と部品国産化を並行しており、事業リスクが加重されているというのがキム議員の説明である。

キム議員は、「現在のAESA(アクティブ電子走査式位相配列)レーダーを含む4つの主要なセンサの開発の成功は不可能であることが大半の意見」とし「特にAESAレーダーのソフトウェア開発の進捗状況の現状と、イスラエルのメーカーとの共同開発の形であることが国内開発か、所有権はどうなるのか曖昧である」と主張した。

これと共に、インドネシア政府が昨年下半期以降開発費を未納し、今後の支払いかどうかも不透明だと、キム議員は指摘した。インドネシア政府は、昨年下半期から今年の上・下半期まで2400億ウォンに近い金額を未納していると伝えられた。
(引用ここまで)

 正義党といえばムン・ジェインの娘が入党したことで話題になった極左政党
 ぎりぎり韓国に存在しても違法じゃない、というような路線の政党です。
 で、その正義党所属議員が国政監査で「KF-X事業って無理じゃないの?」という正論を語ったそうですよ。

 いわく「AESAレーダーはソフトウェアも含めてイスラエル企業との共同開発になっているが、所有権はどうなっているのか」「ウエポンベイは過剰な要求ではないか」「そもそも双発エンジンである必要はないのではないか」と。
 ついで「インドネシアは開発分担金を支払っていないが、もう見切りをつけられたのではないか」というような話まで出ています。
 まあ、どれもこれも現実的な話ですね。
 果たして韓国に独自技術(ただし技術移転はあり)でKF-Xを成し遂げるだけの能力があるのか、という話なのですが。
 いや、そんなこた分かって上でやっているのですよ、韓国政府も。
 ……分かってるよね?

 実際問題、KF-X開発のタイムテーブルは遅延が許されない状況になっているのですよ。
 KF-Xの量産開始は2026年とされています。
 この時点ですでに数年の遅延がありまして。
 戦力の空白化を避けるためにF-4は2024年まで、F-5は2030年まで延命が決まっているという状態です。
 致命的ななにかが起こって量産開始が遅れることは、そのまま戦力空白期を意味するわけです。
 というわけで、このキム議員は「KF-Xが頓挫した際のプランBが必要になるのでは」とも唱えているのですね。

 で、そのプランBというのがKF-16のアビオニクスの流用、あるいは単発化してもっとシンプルなものへの転換なのだそうですよ。
 以前にKF-XのプランのひとつとしてあったF/A-50の改良、でしょうかね。
 いや、それはつまらん。現実的すぎます。

 無理矢理に「独自技術で製造するか」ということにチャレンジし、そしてどのようにして力及ばずして散っていくのかというところまでがKF-X事業なのです。
 そういう無理矢理にやろうとしているからこそ、「アメリカから約束されていたAESAレーダーの技術供与がなかった!」とか「いや、そもそもそんな契約にはなっていなかった」っていうグダグダ具合が味わえるわけでしてね。
 F/A-50の改良くらいで済ませるのであれば、こんな甘露は楽しめないのですよ。

 韓国のこれからの航空産業発展のためにも、KF-X事業は現状のまま進めるべきですね。
 進めた先になにかあるかもしれないじゃないですか。
 なにもないかもしれないけど。

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2018/12/20